2022.01.19

【ECモールに聞く2022年の展望】「dショッピング」土門裕之社長「ドコモ連携で高成長、出店獲得も加速」

オールアバウトライフマーケティング 土門裕之社長


出店の自薦他薦も検討


――「dショッピング」に出店する方法は?

お客さまに喜んでいただくことができ、さらに他の出店者さまにからしても、安かろう悪かろうにならないような店舗を選別している。他のモールでの実績や運営ノウハウを蓄積している店舗が中心となっている。

カテゴリーとして注力しているのは食品だ。特に肉や魚などの加工食品、グルメ商材などは強化している。

「くらしのeショップ」さまなど一緒にポイント施策を考え、プロモーションを展開することで年間の目標を半年間で達成できたというような実績もある。2万円前後の家電などは伸びることが分かった。食品以外でも有望な店舗にはお声掛けしていきたい。

1年後に250店舗、2年後に500店舗を目指したいと考えており、まだまだ余地がある。商品やサービスの質という面を考慮し、店舗を誘致しているが、今後はわれわれが商品の目利きとなり、店舗を発掘するようなアプローチもしていきたい。将来的には店舗側からの自薦や他薦も受け付けたいと思っている。

――2022年に強化するポイントは?

取扱商品の拡充が大きな注力ポイントだ。既存の出店者さまに、よりトレンドにフィットした商品を増やしていただくことに加え、店舗の新規開拓も強化していく。

集客面ではドコモ経済圏との連携をより進める。「ドコモ払い」「dポイント」「dカード」との連携をより強固なものにしていきたい。機能面では出店者さまがキャンペーンを手間なく実施できるようにしたいと考えている。販促の手間を減らし、クイックにPRできるようにする。

「サンプル百貨店」では開設当初から、サンプリングや体験イベントを通して、商品の認知度や口コミを広げる取り組みを行ってきた。以前は都内の高級ホテルに2日間で2000人くらいを集め、企業が商品の魅力を直説伝えることができるイベントを開催しており、コロナ禍を経て、イベントのリモート開催のノウハウを獲得してきた。将来的にはそのノウハウを「dショッピング」の出店者さまにも提供できるかもしれない。こうしたノウハウを生かすことで、他のモールとの差別化になると考えている。

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