2022.01.19

【ECモールに聞く2022年の展望】「dショッピング」土門裕之社長「ドコモ連携で高成長、出店獲得も加速」

オールアバウトライフマーケティング 土門裕之社長


コロナ禍に「dショッピング」は高成長


――コロナ禍に「dショッピング」の流通総額は伸びたのか?

コロナ禍で巣ごもり需要が拡大し、「dショッピング」も大きく伸びた。さらにコロナ禍の影響だけではなく、「ドコモ経済圏」との連携を進めたことも成長要因となっている。NTTドコモが「dカード」のプロモーションを強化しているが、「dショッピング」は「dカード」を使っているお客さまにとって使いやすく、お得なサービスだということをアピールしている。「dカード」利用者には、ポイントをプラスで還元したりすることで利用が増えている。

月1回のペースでポイント倍率が最大20倍になるイベントを実施していたが、2020年9月からは毎月10日と20日に最大40倍のポイントを付けるイベントを提供した。出店者さまにご協力いただき、インパクトのあるポイント施策を展開することでユーザーの利用促進につなげることができた。

NTTドコモユーザーにとっては、「dショッピング」が一番お得に買い物ができる場所になっていると思う。NTTドコモの契約者数は、国内でも最もシェアが大きいので、その影響力を生かし、今後もイベントを強化していきたい。


オールアバウトライフマーケティング 土門裕之社長

――「dショッピング」は選別された店舗のみが出店できる形態だが、その理由は?

厳選した出店者さまによる高品質な商品やサービスを提供することで、お客さまにとって安心安全な売り場作りをしたいと考えている。商品選びにおいても、同じような商品が増えすぎると買いづらい面もある。

出店者さまの立場で考えても、あまりにも類似する商品が乱立すると価格競争が進み、商品やサービス品質が低下する可能性がある。ある程度は店舗が増えた方が売り上げも伸びるだろうが、増えすぎると売り上げが分散してしまう。出店者さまと一緒に成長を描けるECモールを目指している。

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