2022.04.16

麺類製造の「丸山製麵」、自販機販売がEC売上拡大に寄与 人気YouTuber「フィッシャーズ」も動画で紹介

ラーメンを自動販売機で販売

業務用麺類製造の丸山製麺は、オンラインとオフラインの相互送客に注力している。通販での課題を解決するために、オフラインとして自動販売機での販売を開始。日本で初めてラーメンを自動販売機で販売した企業として、一般消費者の間で認知度が広がっている。

ECサイトでは、生麺単体や、生麺と人気ラーメン店が提供するスープをセットにした商品などを冷凍食品として販売している。生麺は単価が安く、販売価格と送料が同じ金額になってしまう。通販で販売する際に、送料で割高感を与えてしまう点が課題になっていた。

「生麺は4玉セットにしても販売価格は400~500円。生麺とスープセットの販売価格も1000円前後。冷凍便の送料が800~900円になってしまうため、購入を控える消費者が多かった」(丸山晃司取締役)と話す。

 
▲丸山晃司取締役

通販でも商品を一度試してもらえれば、リピーターにつながったり、まとめ買いにより送料負担を減らしたりしてもらえる。初回をどう試してもらうかを検討し、自動販売機で販売する方法を思い付いたという。

当時はラーメンを自動販売機で販売する企業が存在しなかった。自動販売機の導入コストがそこまで高額ではないことやフランチャイズ展開ができる点も後押しとなり、自動販売機の導入を決めたという。

「自動販売機は1機、だいたい100万円くらいで購入できる。意外と高くない。全国へ順次展開していければ、絶対にECサイトへの流入にもつながるはず」(同)と捉えていた。

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