2022.04.09

ビール蔵の「サンクトガーレン」、毎年4月1日にエイプリルフールに合わせた特製ビールを販売

4月1日に企画ビールを限定販売

ビール蔵のサンクトガーレンは、毎年4月1日のエープリルフールに合わせた特製ビールを生産している。一見うそのようなコンセプトの新作ビールをECサイトで発表し、当日24時間・3000本限定で販売。ブランドの恒例企画として、ファンの間で好評を博している。
 
サンクトガーレンでは、エープリルフール当日に発表したビールを実際に販売する企画を、2010年から実施している。動物のふんから採取したコーヒー豆使用の黒ビール「うん、このブレンド黒」(2021年)や、ドリアンを使用した「ドリアンIPA」(2020年)など、そのバリエーションは多岐にわたる。
 
ユーザーを楽しませられる機会として始めた取り組みだが、4月1日当日の発表・販売に至るまで、企画から試作まで1年をかけて製品化を進めていくという。
 
今年の4月1日に販売したのは、世界一甘い菓子ともいわれるグラブジャムンを使用した「グラブジャムンスタウト」(2本2079円=税込)だ。
 
グラブジャムンは、小麦粉とミルクでできた揚げドーナツを、カルダモン風味のシロップに漬け込んだインドの菓子。1回の醸造に25キログラムのグラブジャムンを使用しているという。
 
4月1日には特設ページを公開し、「お菓子のようなビール」という触れ込みで、「グラブジャムンスタウト」を発表した。ページでは、実際の醸造工程とともに、商品のコンセプトや特徴の解説も掲載している。
 
3000本を用意していたが、「例年通り、夕方ごろには予定数を完売した」(広報担当)と言う。
 
受注後は、即日ユーザーに発送対応を行った。「『意外といける!』『想像以上に甘い』など、SNSを通じて、お客さまから商品や企画へのさまざまな反響も届き始めている」(同)と話す。


「サンクトガーレン」
https://shop.sanktgallenbrewery.com/




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事