2022.01.10

【新春インタビュー】もち吉 川端宣智 通信販売部部門長「小さい市場で輝き放つ」


発地分散型で約10%の配送料軽減


――原油価格も高騰している。貴社での対策を伺いたい。

原油価格高騰の問題もあるが、それ以前に九州から関東に出荷するトラックの積み荷に空きがあると聞いた。荷物の荷台に余裕がある状態で出荷するのは、配送業者にとって非効率だ。当社ではその空き容量に必ず商品を用意できるため、配送料を安くしてもらえないかと価格交渉をした。

そして2022年1月から、新たに発地分散型と呼ばれる配送方法を取り入れる。従来は北九州の倉庫から全ての商品を全国に配送していた。だが、新たに関東に届ける場合は注文商品を中部地方の倉庫まで持っていき、そこから発送するようにする。一度に大量の商品量を中部地方まで持っていけるため、関東や東北地方に配送する場合、従来よりも配送料を10%ほど抑えられるとみている。

――2022年の販売戦略は?

2022年は「dショッピング」に出店する。au・ポンタカード経済圏のユーザーを囲い込めたため、次はドコモユーザーの獲得に動く。米菓は市場規模が小さいため、常に新たな取り組みを行わなければ生き残れないと感じている。

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