【冷凍総菜EC市場】コロナ禍に市場拡大 注目企業の『物価高騰対策』『今後の戦略』に迫る

【イングリウッド】

細かくコストの見直し 今後値上げの可能性も

冷凍総菜のEC事業「三ツ星ファーム」を展開するイングリウッドは、現在のところ値上げはしていない。

ここまで材料の仕入れなどに関して影響を受けていないが、「今後は値段が上がるかもしれない」（データテクノロジー事業本部 金澤裕之マネージャー）と言う。


▲データテクノロジー事業本部 金澤裕之マネージャー

同社は仕入れや製造などを他社に委託している。料金の改定などがある際は、工場などに強要はせずに話し合いを持つ。企業間の関係性に重点を置いている。現在、コスト削減のため、AI化や梱包資材など、関わる全ての部分で見直しを行っているという。

サービスの中には冷凍庫を無料レンタルするコースもあり、冷凍庫の仕入れ値が上がったことに関しては影響を受けている。

今後は値上げも視野に入れている。1食当たり、どのくらいの値上げなら納得してもらえるかなど、ユーザーの許容度や世間の雰囲気を見極めることも大切にしている