2022.09.21

顧客に寄り添うコンテンツで自社EC売上比率が倍増!ファッションD2C「RE:EDIT」の戦略とは?

ネオグラフィック 川端祐輝氏


バリエーション豊富なコンテンツ配信に注力


――どのようなアイテムやコンテンツに注力していますか?

「パーソナライズサイズ」という形で、低身長の方や高身長の方に向けた独自のサイズ展開を行っております。コロナ禍前から低身長のお客さま向けのアイテムを展開しており、直近では高身長のお客さまに向けたサイズ展開を強化しています。サイズ感が伝わりやすいコンテンツにも注力しています。

ブランドプロデューサーのコンテンツも非常に好評を得ています。SNSで発信するだけでなく、自社ECサイトにおいてもトレンドやシーズンに合わせたコンテンツを毎週更新しています。


▲ブランドプロデューサーのコンテンツが好評

アイテムの画像も豊富に掲載しています。お客さまのニーズギャップを減らすことができるように、カラーバリエーションや身長別の画像も意識して取り入れています。

――スタッフやモデル、インフルエンサーのコンテンツも充実していますね。

昨年10月にビジュアルマーケティングプラットフォーム「visumo」を導入しました。「visumo」のUGC(ユーザー生成コンテンツ)活用機能「visumo social」、スタッフ投稿機能「visumo snap」、動画投稿機能「visumo video」を活用しています。

UGCツールはもともと、別のツールを導入していたのですが、UGCコンテンツをトップページだけではなく、商品ページなどよりお客さまに見られる場所に掲載したいと思っていたところで、「visumo」ならそれを実現できると知り、導入に至りました。

「UGC」だけではなく、「スタッフ投稿」や「動画活用」も1つのツールで運用できる点も導入の決め手になりました。ツールを集約することで運用の工数も削減できますし、お客さまにとっても適切にコンテンツを提供できるようになったと思います。

――スタッフ投稿機能「visumo snap」はどのように活用しているのですか?

「snap」機能を活用して、当社のスタッフだけではなく、モデルのコーディネート画像も商品ページなどに投稿しています。モデルのスタイリングでは、カラーバリエーションをしっかりとお伝えできるように、ほぼ全色のアイテムを撮影し、投稿しています。

スタッフのスタイリングでは、身長や体型の異なるスタッフの着用イメージがお客さまの参考になると考えています。投稿画面には、スタッフの身長や骨格タイプ、靴サイズ、ボトムサイズ、トップスサイズを掲載しています 。


▲モデルやスタッフのコーディネート画像を掲載している

スタッフだと全アイテムを着用するのは難しいため、モデルのスタイリングでカバーしており、体型のバリエーションはスタッフスタイリングで見せているというイメージです。

スタッフのスタイリングはクリック率や閲覧したユーザーの購買率も高く、お客さまに参考にしていただいているというのを実感しています。

――スタッフによるコンテンツのバリエーションも豊富ですね。

スタッフによる着用の感想コメントや評価をビジュアルで見せるコンテンツも掲載しています。「30DAYS」というコンテンツでは、8名のスタッフで異なる30パターンのスタイリングを紹介しています。


▲スタッフの着用評価や着用コメントなどを掲載

リアル店舗が主体のブランドとは異なり、店頭で接客できない分、ECサイトでのコンテンツをタイムリーに、バリエーションも豊富に発信することで、オンラインでも商品を買いやすく、選びやすくする取り組みに力を入れています。

――商品ページには動画の投稿もありますね。こちらは「visumo video」機能を活用しているのですか?

インスタライブを毎週のように実施しており、そちらで紹介したアイテムの動画を商品ページでも見られるようにしています。画像では伝わりにくい、アイテムの透け感や素材感、動いた際の雰囲気などを動画で紹介しています。


▲インスタライブを毎週のように実施

ライブ配信の動画だけではなく、スタッフがアイテムを着用して街を歩いている動画や、数通りの着方があるマルチウェイのアイテムの着用方法を説明する動画なども投稿しています。

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