2022.09.04

韓国発ストリートファッションECサイト「SASUP」、インフルエンサーの口コミでファン拡大

韓国のアパレルブランドの輸入販売などを行うMXN JAPANは2022年5月12日、韓国のストリートファッションを取り扱うECサイト「SASUP(サースプ)」の運営を開始した。

ターゲットは10代後半~20代前半で、ストリートファッションを好む人。ターゲットが絞られるため、「認知度を上げるにはデジタルマーケティングは難しいと想定している」(依田慎吾執行役員)とし、インフルエンサーマーケティングを主に行っている。

サースプの運営担当で、Dot JP事業部の青木綾香氏がSNSでブランドと親和性の高い人を探し、ダイレクトメッセージを送っている。コンセプトや商品など、直接やり取りすることで、信頼性を築いている。インフルエンサーのファンの口コミも重要となるため、ショップのコンセプトを理解してもらった上で情報発信をしてもらうという。


▲依田慎吾執行役員

今年6月から始めたインスタグラムのフォロワーは現在約850人。このうち7割が女性だが、購入者は男女半々となっている。「商品を紹介させてほしい」という男性からの要望も多く、韓国ファッションは予想以上に男性からの支持も高いとみている。

商品は、韓国にいるバイヤーがブランドや商品を提案し、青木氏が日本と親和性が高いものを選定している。現地の流行をリアルタイムで追い、いち早く日本で販売できることを強みにする。韓国のストリートファッションはモノトーンが多く、落ち着いた色で統一されているという。

現在、12ブランドを展開しているが、9月末までには14ブランドに増やす予定。

若い人がターゲット層のため、高くても1点6000円以下で購入できる商品を取り扱っており、送料は一律480円に設定した。海外から直送しているため、送料は負担となるが、ターゲット層を考えてこの価格設定にしている。

口コミだけでは、認知拡大に時間がかかるため、ポップアップショップなど、オフラインでの販売も検討している。ショッピングモールやファッションビルでの展開も視野に入れている。店舗販売や卸販売の展開をもっとアピールするため、メディア露出を増やしていく方針だ。





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