プロ向けの総合美容メーカーであるSEVEN BEAUTYは今年5月12日に、一般向けに美容商材を販売するECサイト「Seven shop（セブンショップ）」の運営を開始した。
2000年の創業以来、美容商材を販売している。業界内での認知度は高いが、消費者にはあまり知られていない。戦略的な商品を打ち出すことで、サイトへの誘導と認知を高めていく考えだ。
店舗に行かなくても、自宅でジェルネイルが施せる「チャームスティックジェル」（税込1320円）は、宝島社の女性誌とタイアップしてPRを行った。ペンタイプで、爪の表面を削らずに使用できる。爪にジェルを塗り、UVライトに30秒あてれば固まり、1週間から10日ほど保つ。また、爪の根元から簡単に剥がせることが特徴。休みの日だけでも楽しめる商品となっている。「安価なUVライトも販売している。セットで購入しても安価のため、手軽に始めることができる」（担当者）と話す。
▲「チャームスティックジェル」33色展開
他にも、SEO対策に、サイト内で美容関連のコラムを掲載している。肌の悩みなどで検索された際にコラムにつながるようにした。
約1万2000点の取扱商品のうち、8割が自社商品。他社にはない独自の商品を安価に提供できることを強みとしている。人気なのは、「マイクロニードルケアパッチ」という部分用のパック。1枚に約1400本のヒアルロン酸でできた針が付いている。針は、肌表面の角質層に刺さり、最後は溶けて、肌内部へ浸透する。
これまで、施術を行う人に向けて商品を販売していたため、商品画像などは「ベッドに寝た状態の施術をされている人の写真ばかりだった」（同）。同じ商品でも自分で使用する場合は方法や角度も異なる。一般販売用に写真は1人で使用している様子のものに撮り直している。
一般的にはどのような商品が求められているのか、ユーザーの声を取り入れながら、ニーズに合わせて商品を展開していく方針だ。
「Seven shop」https://7shop.jp/
