1年以内に飛躍的に緩和進む
――今後、アプリ外決済の規制緩和は進むのでしょうか?篠:韓国では、アプリストアでの独占的な決済手段を禁止する法律が施行されました。これを受けてAppleは6月末に外部の決済サービスの利用を許容すると発表しました。Appleについては、世界全体で段階的に規制を緩和していくと考えられます。日本でも、1年以内に飛躍的にアプリ外決済が進むのではないでしょうか。一方、Googleは、世界各国で一律に規制緩和をすることはせず、国ごとに対応を変えていくと考えられます。
欧米圏でも、プラットフォーマーに対して、規制当局からの監視や訴訟が起きています。各国でこうした訴訟が頻繁に起きれば、規制緩和が進むきっかけになると考えられます。
北田:ただ、スマホゲームについては、AppleもGoogleもアプリ外決済の解禁は難しいのではないでしょうか。ゲームの流通金額は大きいため、他国でも許容実績がまだなく、プラットフォーマーも手放したくない領域なのだと思います。
キャリア決済やPayPayで満足度UP
――アプリ事業者がアプリ外決済を採用すると、どんなメリットがありますか?北田:まず、手数料を抑えられます。手数料が下がれば、コンテンツの値下げやポイントバックなど、ユーザーメリットにつながります。
デジタルコンテンツのヘビーユーザーは、いかにお得にコンテンツを利用するかを考えています。アプリ外決済で、手数料を安く抑えられることを伝えられれば、コンテンツの利用頻度を高めることも可能です。
篠:例えば、モバイル端末と非常に親和性の高いキャリア決済なら、携帯電話の料金と合算して支払うことができるため、単価の低いコンテンツの利用が増加するといったデータもあります。また、PayPayや楽天ペイなど、利用者が多く、それぞれのユーザーが使い慣れている決済手段を導入してもよいでしょう。
DGフィナンシャルテクノロジーは、カード決済からキャリア決済、PayPayをはじめとしたID決済など、アプリやデジタルコンテンツに適したさまざまな決済手段を提供しています。
北田:ユーザーにどうやってアプリ外決済を利用してもらうかも、重要なポイントです。デジタルガレージグループは、決済サービスの提供だけでなく、アプリへの集客から、アプリ外決済への誘導、ユーザーのリピート促進まで、一気通貫でサポートできるマーケティングサービスも提供しています。アプリ事業者のビジネスの成長を支援する体制が整っています。
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