柑香園、第3四半期は売上3億円の見通し リスティング広告を変更

果物のネット通販を手掛ける柑香園の2021年9月‐2022年5月期（第3四半期）売上高は、前年同期比10％増の3億円を見込む。2021年9月に商品価格を10％ほど値上げをしたため、値上げ分が増収に寄与する。今期はリスティング広告の運用を変更し、広告費を抑えて利益率向上につなげている。
　
自社サイト「観音山フルーツガーデン」の前期状況を調べると、既存顧客にリスティング広告が表示されていた。今期はリスティング広告の配信先から既存顧客を除外。既存顧客がリスティング広告をクリックすることを防いだ。
　
「既存顧客は当社のサイトを知ってくれている。遅くなったが、わざわざクリック単価を発生させる必要がないことに気付いた」（児玉芳典社長）と言う。
　
広告運用を見直したことで、広告費も減少した。今期は前年同期比半額の、約100万円（月額）で運用できている。差額分を同社の利益として確保できている。