――なぜ、「b→dash」の導入を決めたのでしょうか?
齊藤: ツール導入に向けて、複数のツールベンダーに話を聞きました。その中で、先程お話したような、さらなる売り上げアップにつなげられるような施策や、詳細な分析を行おうとすると、自社の基幹システムや「CROSS POINT」内にある顧客データや受注データ、商品データ、サイトの行動情報など、さまざまなデータを加工・統合する必要があるということが分かりました。
そうしたデータの加工や統合の作業を行うには、「SQL(データベースを操作するために使用する言語)」の知識が求められます。そのため、社内のシステム担当への依頼か、社外のシステムベンダーへの発注が必要になってしまいます。
また、「CROSS POINT」のようなカートシステムをマーケティングツールと連携させようとすると、連携作業にもSQLの知識が必要となりますし、時間やコストがかかるケースもあるということでした。
そのような背景を踏まえ、コストと工数を抑えて、施策や分析を実施する方法がないかと、複数のツールを検討していた時に、「b→dash」の話を聞きました。
「b→dash」には、「Data Palette」という、データの加工・統合を行う機能があります。「Data Palette」を活用すると、SQLの知識がないメンバーでも、ノーコードでデータの加工・統合ができます。そのため、社内のシステム担当への依頼や、社外のシステムベンダーへの発注が不要で、「簡単にやりたい施策や分析が実施できる」と思いました。
さらに、「b→dash」と「CROSS POINT」は、自動連携が可能です。「CROSS POINT」内のデータを、都度連携させる作業が不要です。そのため、工数の削減が可能で、施策や分析の実施スピードの向上といった点も大変魅力的でした。
allureville事業部の営業部 WEB・EC課の齊藤澄恵氏――実際に「b→dash」を導入してみて感じたメリットを教えてください。田中:最大のメリットは、「運用面の負荷低減」だと思います。前述のように、SQLなどの知識がなくても、ノーコードで施策や分析に必要なデータの準備ができるので、運用負荷が低減できています。
「CROSS POINT」のデータと、「b→dash」のデータを掛け合わせることで、KPIの改善にも寄与しています。例えば、過去の購買履歴や行動履歴に基づき、F2転換率を向上させるシナリオを実施したり、休眠顧客を引き上げるシナリオを実施したりというように、より細やかな施策を実現できるようになりました。
実際に、「b→dash」導入後、F2転換率を10%も引き上げる事ができましたし、メールからのCVによって、月に約900万円の売り上げを創出することもできました。
また、「b→dash」は、データマーケティングに必要なツール機能を、All in oneで提供している点も運用面の負荷低減につながりました。一般的には、データマーケティングの領域において、機能ごとにツール が分かれてしまっていることが多く、「施策はこのツールで実施する」「分析はこのツールで行う」といったように、複数のツールにログ インする必要があります。さらに「CROSS POINT」などの自社システムとの連携作業も、導入するツールの数だけ発生するため、膨大な工数が発生してしまいます。
しかし、「b→dash」では1回のログインで、複数の機能を使うことができます。また、「CROSS POINT」と「b→dash」を一度連携させてしまえば、自動的にデータが連携されるので、運用面の工数や負荷を大幅に削減できていると感じます。新しくLINE連携の機能も利用する予定ですが、そちらも追加の作業が不要で、すぐに利用することが可能だと聞いています。
――「b→dash」導入を検討している人に、メッセージをお願いします。齊藤:当社のように、「CROSS POINT」などの顧客管理システムを導入・ 活用している企業は多くあると思います。一方で、顧客管理システムだけでは、より踏み込んだ施策や分析ができないことや、実施に膨大な工数やコストがかかってしまったりすることに、課題を感じているケースは少なくないと思います。
世の中には、数多くのマーケティングツールがあります。その中には、データの加工・統合の機能を保持していないマーケティングツールもありますし、「CROSS POINT」などの既存システムとデータを連携させるときに、追加のコストや工数が発生するツールもあります。その場合、「どのような仕組みを使って、誰が、データの加工・統合を行うのか」「費用や工数はどれくらいかかるのか」といったことを、ツールの導入前にイメージしておくことが大事 だと思います。
もし、現在「CROSS POINT」を導入されている企業で、「ツール連携を簡単に実現したい」「データの連携や、データの加工・統合を、エンジニアではないメンバーでもできるようにしたい」といったニーズをお持ちなら、「b→dash」をお薦めできると思います。
「b→dash」https://bdash-marketing.com/