アグリエール、北海道産ホエイのプロテイン「SUKUYOKA」が人気 ECとリアルで認知拡大

アグリエールでは、日本各地の生産者と共同で開発した食品の販売事業を行っている。2021年10月には、北海道の酪農家と共創したブランド「SUKUYOKA(すくよか)北海道生まれのプロテイン宇治抹茶味」を自社ECサイトで発売した。北海道産ホエイを100%使用したプロテインとして注目が集まっているという。

同商品の一番の特徴は、その飲みやすさにあるという。「国産のホエイは、牧場の規模や飼料が、海外産と大きく異なる。小規模な牧場で丁寧に育てられた牛のホエイは、品質も高い。味もおいしく、飲みやすい」(浅野恭弘社長)と話す。

同商品の風味は、いわゆる抹茶ラテに近い。購入層は30~40代の女性が中心だという。「現在は、フィットネスクラブや、コワーキングスペースにも導入している。ECとリアルの両方から認知を拡大していきたい」(同)と話す。

「国内における酪農家の戸数は、20年前の半数以下となるなど、減少傾向にある。農家と話をする中で、見つかった課題が『農業は変わらなければいけない』『新しいことに挑戦したい』ということだった」(同)と話す。

同商品が売れることにより、農家にも収益が還元される。「新たな販路を開拓することが、農家の一助になると考えている」(同)という。

現在は、自社ECサイトで販売を行っている。今後はEC、リアルともに販路を増やし、認知拡大を目指すとしている。

「女性人気の高い商品なので、インフルエンサーによるPRも効果的だと考えている。直近では、インスタグラムでのキャンペーンを企画中だ」(同)と話している。


「SUKUYOKAブランドサイト」
https://agriyell.com/brand/sukuyoka