2022.03.05

ビタミンCサプリメント「LypoーC」、EC売上24%増の18億円と好調

芝田崇行社長

SPIC(スピック)は、液状のビタミンCサプリメント「LypoーC(リポ・カプセル ビタミンC)」を販売する自社ECサイト「Lypo-C公式ショップ」を運営している。同社の21年の1年間のEC売上高は、前年比24%増の18億5800万円だったという。

同社は「未来の健康を、つくる。」をミッションに、サプリメントやスキンケア化粧品など、幅広い商品の製造・開発を行っている。

「『Lypo-C』は、当社がこれまで取り引きのあった、美容クリニックや美容サロンといった、現場の声や要望を吸い上げて、開発・製造を行った」(芝田崇行社長)と話す。

2015年1月の発売以来、多くの人に愛飲されている。美容への感度が高い、芸能界の関係者からも好評だそうだ。ファッション雑誌などで、女優やモデルから「撮影現場のスタイリストや、クリニック、サロン、ジムなどの美容・健康のプロからお薦めされ、愛飲している」などと、紹介されることも少なくない。同社はプロモーション依頼などを行っているわけではないという。商品の良さを体感した人から、自然な形で、紹介や露出につながっているという。


液状のビタミンCサプリメント「LypoーC」

「LypoーCは、ビタミンCの吸収率についてこだわり抜いている」(同)と話す。ビタミンCは、経口摂取では吸収されにくいという。同商品では、リン脂質によってできている非常に微細な「リポソーム」で、ビタミンCを包み込むことにより、高い吸収率を目指したそうだ。GMP(適正製造規範)認定の国内の工場で製造しているという。

2021年2月には同サイトをリニューアルし、現在は「ショッピング機能のあるECサイト」と「ブランドサイト」を切り分けて設置している。後者では、「お客さまがLypo-Cについてより詳しく知り、納得してから購入できるように」との思いから、同商品のブランドの世界観や、製品の情報を伝えることに注力しているという。

同社はさまざまな商品をモールにも出店しているが、自社サイトがEC売り上げの約8割を占めているとしている。「社内でも会議を重ね、『公正性』を重視して、価格設定を行うように注意している」(同)と話す。自社サイトの商品は、ポイント付与などのモールの特典や、リアルの販路の価格など、さまざまな要素を加味しながら、極力「公正」になるよう設定を行っているそうだ。

「今後成長を遂げる中で、一人一人のお客さまのライフスタイルに寄り添えるような、サポート体制を強化していきたい」(同)としている。


「Lypo-C公式ショップ」
https://lypo-c.shop/



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