2022.02.15

「カラーミーショップ」、TOSEIと業務提携 食品卸業・飲食店のEC化を真空パック活用で支援

GMOインターネットグループのGMOペパボは2月14日、業務用真空包装機業界シェア No.1のTOSEIと、食品卸業・飲食店のEC化推進を目的として業務提携契約を締結した。同契約に基づき、GMOペパボが運営するネットショップ作成サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」とTOSEIは、食品卸業者・飲食店に向け、真空包装機の導入とネットショップを活用した販路拡大を支援、推進する。

GMOペパボは、“低価格・高機能”をコンセプトに、個人から企業まで幅広く利用されているネットショップ作成サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」(以下:カラーミーショップ)を運営。同サービスは、インターネットアンケートによるネットショップ作成サービス9社比において、食品事業者おすすめのネットショップ作成サービスNo.1に選ばれた。近年では、地方企業や団体との連携を強化し、地方をはじめとする中小事業者のDXを支援している。

一方、TOSEIは、業界内のロングセラー商品となる業務用真空包装機を販売。真空調理・長期保存・防錆・防湿・防塵物流コストなど、真空パックを取り入れることでさまざまな効果が生まれ、商品価値向上・フードロス・コスト削減に貢献している。

このほど両社は、食品卸業・飲食店のEC化推進を目的として業務提携契約を締結した。同契約における取り組みとして、「カラーミーショップ」とTOSEIは、食品を扱う企業を対象にネットショップの作成や運営に関するセミナーや、ネットショップで食品を真空パックし販売する方法に関するセミナーを共同で行う。また、食品卸業・飲食店のEC化を推進するための施策などを検討していく考えを示した。真空包装は、肉・魚・野菜などの個体のほか、ソース・スープ・煮物など幅広い食材に適用が可能なうえ、酸化による食材の劣化防止などによる鮮度保持はもちろん、保存や配送の際の臭い移り防止や事前調理、味の漬け込みの時間の短縮など、食品卸業者・飲食店のネットショップ運営にもメリットが見込まれるとしている。

新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛、および飲食店の時短営業の影響で、2020年以降、テイクアウトやプロの料理をチルド化した商品の販売を行うなど、店内飲食以外に事業を拡大する飲食店が多く見受けられる。メーカーや卸業者においても、飲食店への卸販売が減少し、ネットショップを通じ消費者への直販を開始する事業者が少なくない。

ネットショップでの販売は、新型コロナウイルスのような外部環境に左右され難い、商圏の拡大が容易、販売予測が立てやすいといった利点があり、事業安定化や拡大のため、今後さらにECへの参入が重要となってくるとし、「カラーミーショップ」とTOSEIは、それぞれが提供するサービスや商品を活用し、食品卸業者・飲食店のネットショップでの食品販売の支援および、食品市場におけるEC化の推進のため、業務提携契約の締結に至ったとしている。

同業務提携契約における取り組みの第1弾として、2月21日には、両者による食品卸業者・飲食店を対象としたオンラインセミナー「【食品事業者必見!】食品のネットショップ開店セミナー」を開催し、EC化の重要性、ネットショップで食品を真空パックし販売するための手段について紹介する。

「カラーミーショップ」のYouTubeチャンネルにおいて、ネットショップ運営者やネットショップ利用検討者に向けた真空パックの導入や活用方法を紹介する動画を公開している。




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