2024.07.12

【2024年版】「化粧品通販売上高ランキングTOP95」発表 会員限定でTOP45をウェブ公開

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日本ネット経済新聞の姉妹紙である日本流通産業新聞がこのほどまとめた、2024年版「通信販売化粧品売上高ランキング」では、ランキング化した95社の合計売上高が6514億円となった。前年と比較可能な25社で算出した実質成長率は、3.4%のプラス成長だった。1位となったオルビスでは、高価格・高機能商材での顧客獲得が順調だという。

1位となったオルビスでは2023年12月期の直販売り上げ(自社通販及び自社店舗の合計)が、前期比7.4%増の365億2900万円となった。売り上げの大部分を化粧品が占めるとみられる。同社の全体の売り上げのうち、直販売り上げが、85.2%を占めるとしている。「オルビスユードット」など高価格・高機能商材での顧客獲得が順調に進んでいるそうだ。

2位のファーマフーズの2023年7月期の、育毛剤などを含む化粧品通販の売上高は、351億500万円だった。同社の「ニューモ」ブランドのまつ毛美容液「WMOA(ウモア)」の販売が好調で、2023年7月末時点の累計出荷件数が220万本を突破したとしている。主力の「ニューモ育毛剤」も伸長を続けているという。

同社の子会社・フューチャーラボの売り上げも、2023年7月期は前期比18.3%増の97億2400万円と好調だった。

3位は新日本製薬で、同社の2023年9月期の化粧品の通販事業の売上高は前期比2.2%増の333億9000万円だった。若年層の開拓が進み、「PERFECT ONE FOCUS(パーフェクトワンフォーカス)」ブランドが伸長しているという。

コールセンターでクロスセルを推進したことなどから、複数商品を購入する顧客の比率や、定期顧客の購入単価が、継続して上昇したとしている。

化粧品の主力商品である、同ブランドの「パーフェクトワン オールインワン美容液ジェルシリーズ」を中心に、LTVを重視した広告投資を行い、成長の基盤となる定期顧客づくりを推進したという。





【表の見方】
「化粧品通販売上高ランキング」は、全国の化粧品通販事業者を対象に調査を実施。企業からの回答や取材データをもとにランキング表を作成した。

調査対象期間は、2023年4月から2024年3月の間に迎えた決算期の売上高。化粧品通販専業は全社売上高、その他の商品ジャンルを扱う企業は、化粧品部門の売上高を掲載している。

店舗や卸、海外事業の売上高を含む企業もある。回答のなかった企業は、取材データや開示情報をもとに推定数字を記した。

売上高は百万円単位とし、増減率のパーセントは小数点第二位を四捨五入した。増減率の「▲」はマイナスを表す。表中の「※」は本紙推定、「―」は不明、もしくは算出不能。

化粧品の製品カテゴリーについては、スキンケア、ベースメーク、メーキャップ、ヘアケア、クレンジング、せっけん、香水、バスケア、デンタルケアと定義した。


【企業注記】
◎の注記は次の通り。
◎オルビス=自社通販及び自社店舗の合計売上高
◎ファーマフーズ=「育毛剤ニューモ」「マツゲ★DX ウモア」「DRcula薬用ホワイトニングジェル」「ニューモシャンプー」「DRcula薬用デンタルリンス」の売上高
◎井上誠耕園=全社売上高
◎フューチャーラボ=フューチャーラボの全社売上高。一部サプリメントの売り上げを含む
◎アクシージア=中国をはじめ、日本国内外のEC売上高を含む

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