2024.06.17

【ネット通販売上高TOP532<2024年版>発表】会員限定でTOP100を公開


日本ネット経済新聞がこのほど集計した「<2024年版>ネット通販売上高ランキング」では、532社のEC売上高をランキングにした。532社のうち、増収したことが明らかとなった企業は105社だった。前年と比較可能な161社の売上高から算出した実質成長率は、10.4%のプラスとなった。2023年に実施したランキングでは、増収企業は520社中124社だった。増収企業数は前年比で減少したが、トップのアマゾンが大きく売り上げを伸ばしたことが影響し、大幅なプラス成長となったと見られる。



最大手の成長率が鈍化


不動の1位のアマゾン(日本事業)の売上高は、前期比13.9%増の3兆6402億8000万円だった。アマゾンの2022年12月期の売上高は、前期比25.9%増収となっていた。2023年12月期も2桁増収を維持したものの、成長率自体は鈍化していたことが分かった。

4位のMonotaRO(増収率12.3%)や、10位のユニクロ(増収率2.3%)など、トップ10の企業が堅調に増収していることも分かった。

アフターコロナとなったことで、リアルの消費が回帰し、ECの消費が減退するということが懸念されていた。2024年3月末までの各社の業績を見ると、多くの企業が成長を続けていることが分かった。

532社中最も増収率が高かったのは、2023年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した、Z世代向けのアパレルブランドを展開するyutori(ゆとり)だった。yutoriでは、Z世代に刺さる独自の商品企画と、UGCとエンゲージメントに着目したSNSの運用で、急成長を続けているようだ。




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