2023.09.01

西川、睡眠ソルーションのOMO強化 第1弾「スタッフ投稿」はCVR4倍の成果

広域戦略事業部 第1部 第1課 早田真也氏(写真左)、第1部 第2課 リーダー 定方真麻氏(写真右)


情報共有会や表彰制度でスタッフの意欲向上


――ECサイトには多彩な投稿が並んでいますが、最初からスムーズに投稿できたのですか?

早田:20代から50代まで幅広い年代のスタッフがおり、中には少しデジタルに詳しくないスタッフもいます。まずは「商品の写真を撮って、投稿してみましょう」というところから始めました。

毎月、店舗から代表者に参加していただき、情報共有会を行っております。お客さまから反応があった投稿を分析し、どのような投稿をしたらいいかを共有していきました。

デジタルに詳しくないスタッフも付いていけるように、しっかりと取り組みに参加していただけるような形で進めています。

徐々に投稿内容が進化してきており、写真の見せ方や文章の表現も変わってきています。

商品の機能性だけではなく、商品のお手入れ方法を紹介するなど、店頭接客で伝えているような内容をコンテンツとして投稿しています。

投稿数は次第に増え、今ではコンスタントに安定してコンテンツを配信できています。

――スタッフのモチベーションを高めるためにしていることは?

早田:情報共有会で各店舗に良かったと思う投稿をピックアップしていただき、がんばっているスタッフの取り組みが共有されるようにしています。

情報共有会でスタッフの取り組みを応援するだけではなく、表彰制度なども設けてモチベーションを高めています。

よく投稿してもらえるスタッフや、多くの反響を得られた投稿をしてくれたスタッフなどを半期に1度、表彰しています。

情報共有会や表彰でスタッフの取り組みが広まることで、他のスタッフもその投稿を参考にして、工夫して投稿する動きも出ています。

写真を加工してコメントを入れたり、図解のような形で商品の特長を分かりやすく紹介したりする投稿が増えてきました。

定方:EC担当者として「目からうろこ」だと感じた投稿もあります。例えば、[エアー]ブランドの枕専用ピローケースに関して、「端まで全部ぴったり入ります」と紹介している投稿がありました。

専用ピローケースなので、ぴったりであることは当たり前だと思い、そのことを伝える意識はなかったのですが、実際、お店ではお客さまから、その部分を尋ねられることが多く、お客さまに伝える必要があったのだと気付かされました。

店舗スタッフにとっては当たり前のことなのですが、その視点をECサイトにも生かすことができて良かったと感じています。スタッフの日頃の接客と「visumo」のおかげで、こういうコンテンツが作れるんだなと感心しました。


▲広域戦略事業部 第1部 第2課 リーダー 定方真麻氏

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