2023.08.15

【〈特集〉まつ毛美容液】市場規模は120億円に急拡大 体感性を武器にリピート促進

▲まつ毛美容液市場は急拡大中 通販商品中心に取り上げた

【DINETTE「PHOEBE BEAUTY UP EYELASH SERUM」】

まつげメモリやハートのカードで継続率アップ


コスメブランド「PHOEBE BEAUTY UP」を展開するDINETTEは、主力商品として、まつげ美容液「EYELASH SERUM」を展開している。同商品はD2Cで販売しており、2カ月ごとの定期配送を行っている。商品を使用しているユーザーが、自分のまつげがどれくらい伸びたかを把握できるよう、まつ毛の長さを測れる「メモリカード」などを同梱している。継続率を高めるさまざまな工夫を行っているという。


▲「PHOEBE BEAUTY UP EYELASH SERUM」


ママ層がロイヤルユーザー


同商品は、2023年でブランド創設4周年を迎える。「Be“ME”(ビーミー、なりたい自分になる)」というブランドコンセプトを持って誕生したという。「見た目はかわいいけれど、昨日は超優秀」といテーマを掲げ、商品開発を行っているとしている。

同社のまつげ美容液には、「キャピキシル」「ピディオキシジル」「センブリエキス」という三つのまつげケア成分を配合している。まつげが根元からしっかりと生えてくるようにサポートする成分となっている。ヒト幹細胞培養液やコラーゲン、ヒアルロン酸など、23種類の美容成分も配合している。

ユーザーのボリューム層は25~35歳となっている。30歳のユーザーが最も多いという。定期購入の継続率が高いロイヤルユーザーは、ママ層が多いとしている。産後の女性は、まつげのボリューム感に悩みを持つ人が多く、まつ毛美容液のメインユーザーになっているようだ。

インスタグラムの広告を見て、ECサイトに流入するケースが多いという。同社のブランドカラーであるピンクのクリエーティブが、インスタグラムのユーザーに刺さりやすいとしている。
 

同梱物で継続率アップ


同商品は、2カ月分を2カ月おきに定期配送するD2Cで展開している。同社では、定期購入の継続率を高めるために、自分のまつげがどれくらい伸びたかが分かるカードを同梱している。カードをまつ毛に当てると、まつげがどれくらい伸びたか分かるという。美容液を使う前と、使い始めてしばらくたった後で比較することがかのうだとしている。


▲同梱物を工夫して定期利用の継続率を高めている

商品には、ハート形の特別なカードも、ランダムに同梱して配送している。ハート形のカードが集まると、特典と交換できるサービスも行っているとしている。

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