2023.08.15

【〈特集〉まつ毛美容液】市場規模は120億円に急拡大 体感性を武器にリピート促進

▲まつ毛美容液市場は急拡大中 通販商品中心に取り上げた

 
【<インタビュー>TENSHIN 西山結美社長】

「Makuakeで目標金額の8.5倍を達成」



女性向けのヘアケア用品メーカーのTENSHINは8月、「La chicyou(ラシックユー)」ブランドからまつげ美容液を発売した。同商品の発売に先行して、クラウドファンディングサイト「Makuake」で応援購入を募集したところ、公開直後に目標金額を達成したという。最終的に目標金額の8・5倍に当たる255万円以上を売り上げたとしている。まつげ美容液の応援購入者の約34%が50代以上だったという。TENSHINの西山結美社長に、「La chicyou」のまつげ美容液を開発した背景について聞いた。


 
▲TENSHIN 西山結美社長 


傷んだまつげをケア


――「La chicyou」のまつげ美容液はどんな商品でしょうか?

アイメークやまつエク、ビューラーなどによるまつげのダメージをケアするために開発した商品です。


▲「La chicyou(ラシックユー)」のまつげ美容液

アイメークをしたりビューラーを使ったりすると、「まつげが傷む」「ビューラーの重みで、まつげが切れる」といった悩みを持った女性が多いです。私と同年代の人には、そうした悩みを持つ人が特に多いのではないでしょうか。

まつげが切れたり抜けたりして、まつげが減ってしまうと、鏡を見たときにとても違和感があるのです。多くの女性が感じたことのある悩みだと思います。

女性は産後になると、髪の毛が抜けやすくなりますが、まつげも弱くなるのです。

「まつげで自信を持ちたい」「途中で切れないようにしたい」「簡単に抜けないようにしたい」と強く思って、まつげ美容液を開発しました。

「La chicyou」のまつげ美容液には、ヒト幹細胞順化培養液エキスや、育毛の有効成分「キャピキシル」「ワイドラッシュ」など、5種類の機能性成分を配合しています。

独自の浸透技術「ドラッグデリバリーシステム」も採用しています。まつげケア成分を、皮膚や毛の表面を覆う角層まで、効率よく高速浸透させます。

他メーカーのまつげ美容液は、粘度が低い液体状の剤型が多いです。当社の製品は、ジェルタイプを採用しています。ジェルで固めることで、物理的に強くすることができます。

まつげは4カ月で生え変わります。まつげのボリュームアップや強化を図る場合、ケアを始めてから4カ月間は使い続けるのがいいと思います。

私は、もともと製薬メーカーで、薬剤師の資格を持ち、臨床開発の仕事をしていました。この商品は、薬剤師としての知見と、複数の育毛の専門家による試行錯誤が組み合わさって、作り上げられた製品といえます。


50代以上の購入者は34%


――「Makuake」での販売の結果はどうでしたか?


先行販売した「Makuake」では、応援購入の開始後すぐに、目標金額に到達するなど、とても多くの反響がありました。商品のコンセプトの中でも、「開発に関するストーリー」に興味を持って購入してくれたユーザーが多かったようです。

まつげ美容液のユーザーは、20~30代が多いというイメージですが、購入者の34%が50代以上であることも興味深かったです。60代も7・2%いました。まとめ買いをしてくれる人も少なくありませんでした。

公式ECサイトでは8月1日から販売を開始しましたが、幅広いターゲットに対して、訴えていきたいと考えています。

――今後はどういった形で商品をPRしていきたいですか?

公式ECサイトでは8月1日に販売を開始します。アマゾンでは、8月中旬に販売を開始します。

「Makuake」では、「産後の抜け毛のケア」や「傷んだまつげを強くするしみこむ次世代美容液」という開発コンセプトが受け入れられたようでした。

製品の開発コンセプトが伝わるよう、雑誌やSNSを中心に、お客さまと作る世界観をしっかりPRしていきたいと思います。


▶「La chicyou」のまつげ美容液の購入はこちら
https://www.tenshin-inc.com/lp?u=lachicyou

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事