友安製作所、カフェスペースも併設 自社商品で店内コーデ
インテリアやDIY商材のECサイト「スタイルダート」を展開する友安製作所の実店舗は、単なるインテリアショップではなく、自社の商品でコーディネートしたカフェスペースも併設してある。
カフェスペースを設けることで、インテリアやDIYに関心がないユーザーにも来店してもらうきっかけを作っている。「ECだけでは接点のない客層にも認知を広げられている」（広報部・松本明莉氏）。
▲友安製作所Cafe 浅草橋店カフェに置いてあるソファーや壁紙、照明などのインテリア用品には、商品のタグとECサイトへひもづくQRコードを付けている。
来店客は、カフェでくつろぎつつ、気になったらアイテムを手に取って、ECで商品を購入できる。「当社の商品数は3万8000点以上ある。全てを実店舗に置けないが、カーテンやカーテンレールなどのサイズオーダー品は、店舗で注文を受け付け、後日、配送もしくは引き取りで対応している」（同）。
同社の商品は、DIYアイテムが多いこともあり、店舗では、使い方などをレクチャーするワークショップも実施している。
店舗からファン作り
実店舗を運営する中で、ファン作りに貢献している実感もあるようだ。
商品購入が目的のECとは少し異なり、実店舗では、買い物やインテリア作りを楽しみながら買い物体験ができる。加えて、他の商品にも目を向けてもらうことができるきっかけにもなる。「店舗を通じて、ファンになる。その延長に、信頼が生まれて、ECの利用も継続してもらえると考えている」（同）。
他にも、顧客とコミュニケーションが取りやすいことから、接点を通じての商品改良や新商品開発にもつながっているという。
