2023.04.06

アスクル、第3四半期の通販売上は5.2%増 今期黒字化目指す「ロハコ」は9.5%減収

アスクルの2022年6月‐2023年2月期(第3四半期)における通販売上高は、前年同期比5.2%増の3270億7300万円だった。日用品ECサイト「LOHACO(ロハコ)」の売上高は、同9.5%減の364億2300万円になった。
 
BtoB事業の売上高は、同7.5%増の2776億700万円だった。生活用品や戦略的に強化しているMRO(工場・建設現場・倉庫などで使用する間接材)商材の売り上げが伸長し、増収をけん引している。「ソロエルアリーナサイト」のオープン化により、検索サイトからの流入が増えた。
 
「ロハコ」を中心としたBtoC事業の売上高は、同6.1%減の494億6500万円だった。販売チャネルであるヤフーのキャンペーン変更が影響した。
 
今期はBtoC事業の黒字化を優先している。販促手法の見直しや配送バー改定の効果で、一箱当たりの売上高が増加し、売上総利益率は上昇した。変動費比率の低下も含め収益構造は大きく改善した。
 
3月21日付でASKUL事業本部とLOHACO事業本部を統合し、EC本部を新設した。EC事業の資源配分を最適化し、BtoB事業とLOHACO事業のシナジー効果を最大化することを目指す。
 
買収した歯科医院向け通販事業を行うフィードを傘下に持つAP67の業績は、今期末から連結する予定だ。




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