越境EC事業を展開するBENLYはこのほど、注文受付から海外発送、カスタマーサポートまでを請け負う海外販売支援サービス 「BEX Int’ l Shopping（ベックス インテルショッピング）」をリリースした。海外に販路を広げたいEC事業者の課題解決を支援する。
BENLYが提供を開始した「BEX Int’ l Shopping」は、既存のECサイトへのタグ設置で簡単に越境ECをスタートできる海外販売支援サービス。海外ユーザーから仕入れ代行手数料を得るサービスのため、EC事業者は導入費・月額費・販売手数料は無料で利用できる。導入・運用のサポートも行う。
海外ユーザーからの問い合わせはには「BEX Int’ l Shopping」が対応。問い合わせをヒアリング後、EC事業者に確認の連絡を行う。決済・個人情報も「BEX Int’ l Shopping」が取り扱うため、EC事業者はチャージバックリスクや個人情報管理の課題も解消できる。
その他、どのような商品がどの国で売れているかなどのマーケット情報や他社の事例紹介などの情報提供、国によって異なる法律の問題に対する解決策の提供も行う。
既存のECサイトに専用タグを設置するだけで利用でき、タグ＝JavaScriptが設置可能であれば導入先カートは選ばないという特徴も備える。
世界の越境EC成長率は、国内EC成長率の2倍以上と急伸しており、2020年にはGMV100兆円に到達。これは世界のEC市場の約23％のシェアに相当する。一方、海外から日本国内ECへのアクセスは増加しているものの、多言語未対応や海外配送不可などにより日本の越境EC化は遅れている。日本は人口減少が加速化し、それに伴いマーケットも縮小していくとし、そうした状況において国内ECサイトが売り上げを伸ばすには、海外への販路拡大が不可欠であるとし、「BEX Int’ l Shopping」の提供に至ったとしている。
海外に販路を広げたいが、コストやマーケティング、セキュリティ、言葉の問題など、越境ECにおける課題は多いとし、「BEX Int’ l Shopping」ではこれらの課題の解決を支援する。海外ユーザーの「買いたい！」に答えることにより、世界中へ販路を拡大し、EC事業者の海外売上げアップに繋げることを目指す考えを示した。
