2023.02.14

【生鮮品EC<第3回>】高付加価値の食材で「ハレの日」戦略強化 コロナ後を見据え、多様なニーズに対応



【EC】オイシックス・ラ・大地「Oisix」

ディーン&デルーカ販売強化 毎月、新ミールキット投入


オイシックス・ラ・大地の食品EC「Oisix」は3月をめどに、グループ会社の「DEAN&DELUCA(ディーンアンドデルーカ)」と組んだ商品開発を強化に乗り出す。毎月一つのミールキットを投入して販売の促進につなげる。

オイシックスとディーンアンドデルーカは2013年に業務提携してミールキットなど共同開発した商品などを販売してきた。2019年5月にグループ会社となり、現在はミールキットを中心に年に1~2品を販売している。


▲ディーンアンドデルーカの世界観を表現したミールキット プレート

「Oisix」のミールキットは時短を目的にした商品で、30~40代の共働き世帯に多く利用される。ディーンアンドデルーカの商品は、週末でも外食になかなか行けない世帯で、自宅でレストラン気分を味わいたいという会員からの支持を集めているという。売り上げはコロナ禍前と比べ30%増とニーズが高まっているという。


▲ディーンアンドデルーカの世界観を表現したミールキット ミラネーゼ

商品は多国籍をコンセプトにし、おいしさや彩りにもこだわっている。ディーンアンドデルーカのシェフが監修してその世界観を表現しているという。店舗のレストランのメニューを、できるだけ自宅で再現できることを目指している。

商品と一緒に入れたレシピカードと店舗の紹介で、ディーンアンドデルーカの店舗に行く会員も目立つとしている。

3月からは、毎月1品のミールキットを投入していくほか、ワインなどとのセット商品やスイーツの「Oisix」を組み合わせた商品の開発も検討している。「週末、ハレの日などを中心に自宅での体験を増やしていきたい」(Kit Oisix進化セクション・神田聡美マネージャー)と話す。

RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事