2022.08.26

ダンロップスポーツマーケティング、自社ECサイトを核としたDX・OMOの戦略を聞く

写真左からデジタル推進部 部長の和田祐二氏、ゴルフ販促宣伝部 担当部長の前田昌輝氏、デジタル推進部二課 課長とゴルフ直販部一課兼任の田中洋平氏


――自社ECサイトの基盤としてクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」を採用した理由は?

和田:BtoC向けの自社ECサイトに先行して、BtoB-ECサイトを「ebisumart」で構築しており、サービスの安心感はありました。拡張性が高く、カスタマイズで機能を構築できる点も決め手になりました。

高いセキュリティ環境が標準スペックとして提供されている点も大きかったです。他社のシステムでは、オプションでの提供や、導入までに時間が掛かるようでした。セキュリティ面では、かなり優位性があったと思います。

――自社ECサイト開設後の反響は?

田中:ECモールの開設時と比べると、かなり好感触を得ています。広告も注力していますが、グループのサイトやSNSからの流入も多くあります。会員数も増えています。

――コンテンツで注力している点は?

田中:プロゴルファーの影響力は大きいので、プロゴルファーが使用しているギアの情報発信を強化し、ダンロップ製品のファンを拡大していきたいと思っています。契約選手がどのようなギアをキャディバッグに入れてプレーしているのかなど、お客さまの関心が高いコンテンツに力を入れています。

――各種サービスとの連携も強化しているのですね?

前田:プロゴルファーの使用ギアを紹介するコンテンツを各SNSで投稿していますが、今までは使用ギアの紹介のみとなっていました。現在はインスタグラムのショッピング機能を活用し、関心を持ったお客さまが購入しやすい環境を提供しています。

また、今年2月にリリースしたアプリ「ダンロップゴルフ公式アプリ」で自社ECサイトを利用可能にし、お客さまがスムーズに購入体験ができるようにしました。


▲ゴルフ販促宣伝部 担当部長 前田昌輝氏

田中:将来的には様々な顧客情報を自社ECサイトの会員情報と連携し、お客さまが自分の情報を確かめながらショッピングやプレーを楽しんでいただけるようにサービスを強化したいと思っています。

――顧客情報の集約以外に注力したい点はありますか?

田中:情報発信にさらに注力したいと思います。サイトを訪問したユーザーや、会員登録しているお客さまを飽きさせないような、鮮度の高い情報を発信していきます。

前田:自社ECサイトを核にOne to Oneマーケティングを強化していきます。お客さま1人ひとりを理解し、個別に最適なコミュニケーションを可能にする環境を構築していきます。


「ダンロップスポーツ公式オンラインストア」
https://d-sports-online.dunlop.co.jp/

「ebisumart」
https://www.ebisumart.com/





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