データマーケティングのシナブルが提供するMAツール「EC Intelligence(イーシーインテリジェンス)」の導入社では、セグメントメールの配信により売り上げがアップする成功事例が多く生まれている。コンタクトレンズのECを展開する、ある企業では、顧客の属性別に再購入促進メールを配信したところ、メール経由でECサイトを再訪した顧客の7割が、商品購入に至ったとしている。
「EC Intelligence」は、ECと店舗販促に使えるMAツール。顧客別の分析結果に応じて、パーソナルなリマインドメールの配信ができる。ECサイト内に検索エンジンやレコメンド機能を設置することもできる。
「EC Intelligence」を導入している、コンタクトレンズを扱う企業では、顧客が購入した箱数や、コンタクトレンズの種類によって、顧客を分類。顧客の種別ごとに、再購入を促すタイミングを変えている。最適だと思われるタイミングの前後4回にわたって、再購入の提案メールを配信しているという。再購入した回数によっても、顧客の種別を変えているそうだ。
顧客の属性を細かく分け、配信するメールの内容を細かく変えながら配信しており、メールの開封率は平均43%に達している。リピート促進メール経由の売り上げも増加しているという。再購入を促すメール経由の売り上げが、ECの全売り上げの約13%を占めているとしている。
シナブルではこのほど、「EC Intelligence」に、複数のLINEアカウントからメッセージを配信できる機能を搭載した。これにより、「カゴ落ちLINE」「購入翌日のステップLINE」といった施策を実施できるようになったという。
「EC Intelligence」の2021年の1年間の導入社数は、前年比で15%増加したとしている。