2022.04.28

「KARTE Blocks」、1200サイト超に導入 運営効率化やサイト改善を実現

Karte Blocks Product Marketing Manager 中村高士氏

【ECソリューションマップ「転換率向上サービス編」】

プレイドは昨年9月、ノーコードでサイトを自由自在に編集できる「KARTE Blocks(カルテ ブロックス)」の正式版の提供を開始している。ECサイトやウェブメディアなどにタグを1行設置するだけで、サイトの構成要素を簡単に編集・更新・評価できるサービスだ。無料プランも含めた導入サイト数(2021年12月末時点)は1200サイトを超えており、EC業界でも導入が加速しているという。

「KARTE Blocks」は、ウェブサイトを自由に編集・更新したり、コンテンツごとのパフォーマンスや効果を可視化できる。

これまでエンジニアでないと更新できなかったコンテンツや、外部のシステム会社に依頼して修正していた要素を、プログラミングの知識がなくても簡単に編集・更新できるようになる。

直感的な操作で画像やテキスト、リンクなどを編集したり、HTMLやCSS、JavaScriptを用いて、高度な編集をしたりすることも可能だ。

「直感的に今あるサイトを改修できる点が好評を得ている。サイトの構成要素を自由にブロック化して更新、評価、改善ができる点や、それらの作業をノーコードで実現できる点が受け入れられていると思う。日々の更新作業が効率化できるだけでなく、パフォーマンスを分析・改善するためにご活用いただく事例が増えている」(KARTE Blocks Product Marketing Manager 中村高士氏)と話す。

例えば、ベイクルーズはECサイトのトップページのバナー更新などに「KARTE Blocks」を活用している。ノーコードで臨機応変にバナー更新ができるようになったことで、更新作業時間は導入前の3分の1になったという。

「LPO(ランディングページ最適化)のために活用される事例も増えている。『KARTE Blocks』では流入元に応じて、表示するコンテンツを出し分けすることも可能だ。コンテンツ単位でのパフォーマンスを分析することもできる。LPを改善し続けることで、広告効果の最大化につなげていただいている」(同)と話す。


パーソナライズやA/Bテストも実現


下着販売のHEAVEN Japanは、ユーザーの体型や悩みに合った下着を紹介するために、診断コンテンツを提供している。「KARTE Blocks」を活用し、初めてECサイトに来訪したユーザーに対して、診断コンテンツへ誘導するバナーを目立つ位置に表示。これにより診断コンテンツのクリック率が30%増加し、新規ユーザーの購入率向上につながっているという。

「KARTE Blocks」は、ユーザーの属性や行動データなどに基づき、表示するコンテンツを出し分けする「パーソナライズ」も実現できる。クリエーティブを複数パターン用意し、A/Bテストを行うことも簡単だという。

建材通販のアウンワークスは、「KARTE Blocks」を導入したことで、企画の幅や実行性が高まったという。以前は企画会議で上がったアイデアもリソースの問題などで実行に移せず、スタッフからもアイデアが出にくくなりつつあった。ノーコードでコンテンツを更新できるようになったことで、アイデアが次々と出るようになったという。

「KARTE Blocks」では、サイトの表示画面を見ながら編集できるようにするなど、より手軽に利用できる環境を整えている。今後も機能や使いやすさの向上を図る考えだ。


「KARTE Blocks」
https://blocks.karte.io/




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