2022.03.23

メディア型オンラインショップ「ジャパレボ」 をプレオープン 「食」を豊かにする食器や特産品を販売

ReCITALは3月21日、工芸品、特産品でつくる統一感のある丁寧な暮らしを提供するメディア型オンラインショップ「ジャパレボ」をプレオープンし、第1弾として日々の「食」を豊かにする食器や特産品の販売を開始した。伝統工芸と消費者の認識の間にあるギャップを埋め、伝統工芸に興味を持つ人の増加を目指す。

3月21日にプレオープンした「ジャパレボ」は、「想いで届ける丁寧な暮らし」をコンセプトに、全国各地の伝統工芸品や地域特産品を時代に合った形や表現を通じて作り手の想いとともに届けるオンラインショップ。「ジャパレボ」の立ち上げに伴いReCITALは、京都支社を開設しており、工芸のまち京都から、日本にまだまだ数多く存在する「いいもの」を全国の消費者に届ける。

伝統工芸品等は、「デザインが堅そう」「値段が高くて手が出しづらい」という印象を持つ人も多い。しかし実はモダンなデザインの品も増えているとし、それらを知ってもらうために「ジャパレボ」では、「伝統工芸品」としてではなく、各種メディアでの「丁寧な暮らし、憧れの生活」の提案を通じてその魅力を発信していく。第1弾の取り組みとして、全国の窯元や生産者と連携し、「趣味が欲しくても忙しくてなかなか時間が取れない」「毎日する料理で手軽に自分も家族も楽しめるようにしたい」といった人の日々の暮らしの中の「食」を豊かにするコンテンツを届ける。

さらに「ジャパレボ」では、ライブ配信を通じた商品の紹介を積極的に行うことで、モノだけではなく作り手の想いを届ける。それにより作り手や技術に興味を持ち、応援をしてくれる人が少しでも増え、伝統工芸が多くの方に人気で、活気にあふれた産業に戻っていくことを目指すとしている。配信では、作り手以外にも毎回ゲスト招くことで、商品としての魅力をユーザー目線で伝える。



日本の伝統工芸産業は長年縮小傾向にある。ピーク時の5分の1にまで減少していると言われている中で、それに対し各所で様々な取り組みが行われている。しかし、主婦層などへのヒアリングを通じ、消費者にとってそれらは未だに「伝統工芸品」という枠組みで認識されており、購入に対するハードルの高さが伺えたとしている。一方で食器やインテリア、衣類などに関しては、安い物を短いサイクルで消費していくスタイルから、「良いものを長く使う」ことを重視した消費が進んでいるという背景も浮かび上がってきた。

こうした状況を受け「ジャパレボ」では、自社メディアを通じて伝統工芸と消費者の認識の間にあるギャップを埋めることで、作り手の想いがこれからの暮らしに合った形に変化し、伝統工芸に興味を持つ人を増やせるのではないかと考え、メディア型コマースとしての「ジャパレボ」の立ち上げに至ったとしている。作り手のかけがえのない想いや技術を残すべく、第1弾の取り組みを筆頭に様々な展開を行う予定としている。



サービスロゴには、「伝統による暮らしの中での人と人の繋がり」の意味を込めており、家は「暮らし」を、屋根は「人の繋がり」をイメージしている。色には日本の伝統色である「檳榔子染(びんろうじぞめ)」を使用した。「ジャパレボ」を通じ、作り手の想いで人と人が繋がり、双方がより丁寧で豊かな暮らしを送れることを願うとしている。




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