2022.01.19

【記者座談会 2022年EC業界予測<3>コンプライアンス編】進む規制、求められる柔軟な対応


増えるモールの責任


大多:デジタルプラットフォーマーをめぐる法規制も佳境に入っている。例えば、プラットフォームで商品を買った消費者が大きな事故に遭ってしまったといったケースを防止することを想定して動いている。今よりもさらに、プラットフォームに出店している事業者側の情報を見える化し、連絡手段を確保しようとしている。プラットフォームに求められることは、今後ますます増えていくことになるだろう。

ただ、プラットフォームに出店する立場のEC事業者にどこまで影響するかについては、正直なところ、今までとあまり変化がないのではないかと思う。ヤフーや楽天、アマゾンといった大手ECモールはすでに、自社のガイドラインを明示している。良識あるEC事業者に対して、締め付けがそこまで過度に厳しくなるようなことはないと考える。

BtoCのECモールに加え、存在感が増しているCtoC取引のプラットフォームへの法規制の動きも加速していきそうだ。


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