「mogcook」、魚の離乳食をネット販売 料理家「栗原友」と商品開発や発信を強化

離乳食の販売を行うディーグリーンは、料理家である栗原友氏をアンバサダーに招き、乳幼児を持つ女性の集客に成功している。栗原氏と共同で商品を開発したり、オフラインでイベントを開催。コロナ前に獲得できた女性客が基盤となり、コロナ禍の12月現在でも、多くの既存顧客から注文が入っている。

ディーグリーンのECサイト「mogcook(モグック)オンラインショップ」では、三重で捕れた新鮮な魚を用いた離乳食を販売している。ヘダイやカイワリといった都内ではあまり見かけない魚も使用。商品には管理栄養士が監修したレシピカードを同封して、知らない魚でも調理に困らないように工夫をしている。

2016年に料理研究家の栗原はるみ氏を母に持つ、料理家の栗原友氏をアンバサダーに迎えた。栗原友氏と乳児が食べやすい商品を開発したり、商品を知ってもらうためのPRに注力したりした。

栗原友氏から「皮と身の間が、一番栄養が詰まっている。むかないで提供した方がいい」との助言を受けたという。自社のスチーム技術を生かして、皮付きでも食べられるような柔らかさを追求した。

「お子さんに食べさせてみて皮が苦手だったら、すぐむけるくらいの柔らかさを実現した。最初から皮なしで提供するのではなく、魚には皮が付いているということを、小さいお子さんに知ってもらいたかった」(立花圭取締役)と説明する。