2021.12.16

【俳優「矢沢心」に『LE MERA』開発秘話を聞く】主婦湿疹に悩み、ボディバームを開発

プロテクトスキンボディバーム「LE MERA」をプロデュースした矢沢心さん


イベント制作や物販事業を手掛けるビッグエムは2021年11月、俳優の矢沢心さんが監修したプロテクトスキンボディバーム「LE MERA(ル メーラ)」の販売を開始した。一部の店舗とECで展開し、来年以降、販路拡大を順次進めていく計画だ。「ル メーラ」は、日々の家事で発症しやすい主婦湿疹に着目したボディバームで、この症状に15年以上悩んできたという矢沢さんは開発段階から携わった。開発に至った背景や商品への思いについて矢沢心さんに聞いた。


悩みに共感してくれた


――商品開発の背景について教えて下さい。

きっかけは1年ほど前、私が主婦湿疹で悩んでいることをビッグエムの方に相談したことでした。

製品が完成するまでには、何度も自分の手を使い、症状を確認してきました。当然ですが、1回で良くなったわけではありません。途中で手がかゆくなってしまうことが何度もありました。最初は良くても、後で駄目になることもありましたので、開発にはそれなりに時間がかかりました。

私自身、SNSなどを通して主婦湿疹で悩んでいることを発信してきました。ひどい状態だった自分の手を写真でも紹介しました。去年の10月に発信した手荒れについての投稿では、コメント数が690件を超えました。手紙なども直接もらいました。症状の例や原因など細かく書いてくれた人もいました。

こうした反応をみて思ったのは、これだけ多くの人が、主婦湿疹で悩んでいることです。私と同じような状態の人だけでなく、違った事例もありました。

私のSNSをフォローしている人は、私が主婦湿疹で悩んでいることを知っています。フォロワーでなくても、困っている人が大勢いることを踏まえ、製品は良いものを出したいという気持ちがさらに強まりました。

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