2021.11.09

パルコ、gf.Gと業務提携 ファッション業界のインキュベートや事業構造転換を支援


「小ロット・短サイクル生産」「共同配送」「海外ささげ」など支援


今回スタートしたサービスプラットフォームでは、「小ロット・短サイクル生産」(生産支援)、「共同配送」(物流支援)、「海外ささげ」(販売支援)を柱とし、サステナブルで継続性が期待できるアパレル事業モデルの構造構築をサポートする。

生産支援の「小ロット・短サイクル生産」では、ジーエフホールディングスグループが保有する、中国をはじめとする海外の工場ネットワークや国内工場ネットワークの中から、要望に応じ適正な工場を提案。小ロット・短サイクルでの生産を実現することで、プロパー消化率を向上し、余分な商品を作らず不良在庫の抑制を促進する。また、多くの在庫を抱えることが難しいプレイヤーのスタートアップに対しても、初回納品を小ロットに抑えて受注販売などを活用し、反応を見ながら追加生産発注が出来るので、リスクを最小限に抑えたものづくりが可能となり、事業拡大のチャンスに繋がるとしている。


生産支援の拠点

物流支援の「共同配送」では、東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県を対象にアパレルテナント企業各社での共同配送網を構築。複数企業でトラックを共有することでコストダウンを実現すると共に、CO2の削減にも貢献する。また、「通い箱」という循環型の箱を使用することで、売場スタッフの労務を大幅に軽減すると共に、廃棄段ボールの削減も目指す。


共同配送のイメージ

販売支援の「海外ささげ」では、海外で生産した商品に対し、海外の検品拠点でささげ業務(撮影・採寸・原稿作成)を実施することにより、国内でささげ業務を実施した場合と比較し、2週間程度販売促進までのリードタイムを削減。これにより早期のEC販売が可能になり、いち早く顧客のフィードバックを得られることで、生産数の精度がアップし、不良在庫の抑制が図れるとしている。



RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事