2021.11.09

ジェイフロンティア、テレビショッピング支援サービス「VENDIN」開始 メーカーとバイヤーをマッチング

ジェイフロンティアは11月5日、VENDINと共同で開発した、テレビショッピングでの販売を希望するメーカーとテレビショッピングバイヤーとのビジネスマッチングを創出するクラウドサービス「VENDIN(ベンディン)」の本格提供を開始した。メーカーのテレビショッピングを活用した商品の販売機会創出を支援する。

ジェイフロンティアとVENDINが共同開発した「VENDIN」は、テレビショッピングにおける商品の採用・放送までの最短ルートを提供し、メーカー・バイヤーのビジネスマッチングを創出するクラウドサービス。

テレビショッピングのバイヤーへの提案で必要な情報をフォーマット化しているため、メーカーは「VENDIN」上で必要事項を記載していくだけで、バイヤーが求める情報を登録することができる。従来必要とされてきたテレビショッピングでの採用・放送に至るまでの労力や提案・資料作成ノウハウが不要となるため、これまでバイヤーに対する提案経験がない人でも、業界習慣に基づいた採用可能性の高い提案情報を簡単に完成させることができる。テレビショッピングへの採用可能性を向上させるため、商品と親和性の高い、特定商品担当バイヤーをターゲティングし、自動で商品情報を配信する機能も実装。また、「VENDIN」上でバイヤーとの簡単なコメントのやりとりができるコミュニケーション機能も備え、バイヤーからの問い合わせや質問を商品情報のブラッシュアップに役立てることも可能となっている。システム利用料金は、1カ月1万1000円(税込)で、登録可能な商品数の上限などはない。



一方、バイヤーは、新規性が高く、業界習慣に基づいた精度の高い商品情報を「VENDIN」上で閲覧することができる。メーカーの提案を受ける工数を軽減するとともに、目的やトレンドにあった商品の検索やメーカーへの質問などが「VENDIN」上で気軽にできるようになることで、より多くの商品情報を収集することが可能になる。また、商品の採用からテレビショッピングの放送まで、「VENDIN」専門スタッフがメーカーとの調整をサポートする。

昨今、広告規制が強化された改正薬機法や、今後Cookie情報の取得が困難になっていく可能性を考慮し、EC・通販を中心に販売を行うメーカーは、広告表現の見直しや新たなマーケティング手法の確立、新たな販路開拓などの対応に迫られている。これらの対応の一つとして、新たな販路開拓を目指すメーカーのテレビショッピングに対するニーズは高まっており、その市場規模は年々増加傾向にある。

しかし、バイヤーとの面談アポイント取得、複数回に及ぶ提案など、実現に至るまでに多大な労力がかかることや、提案や考査をクリアするための資料作成には独自のノウハウが必要になることから、テレビショッピングへの販路開拓には高いハードルが存在しているとし、全てのメーカーに対し、テレビショッピングにチャレンジするきっかけの提供を目指し、メーカー・バイヤーのビジネスマッチングを作り出すクラウドサービス「VENDIN」の開発に至ったとしている。

2021年1月より複数の企業を募集して実施したクローズドベータテストでは、多くの企業でビジネスマッチングが成立し、テレビショッピングでの商品販売が実現。「VENDIN」に登録された商品のテレビショッピング採用率は9割を超えた。2021年1月以降にジェイフロンティアで取り扱いのあった商品の合計売上金額は、約1億7000万円を突破。1回の放送での目標売上では、ある化粧品メーカーでは200%、シャンプーメーカーでは250%、食品メーカーで130%を達成するなど順調に成果が生まれており、メーカー・バイヤー双方のメリットを実証できたことから、この度の「VENDIN」本格提供開始に至ったとしている。



全てのメーカーに対し、テレビショッピングにチャレンジするきっかけを提供し、売上拡大に貢献するとし、今後もより多くのメーカーに対し、テレビショッピングを活用した商品販売機会を提供できるよう「VENDIN」の機能改善に努めていくとている。




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