2021.10.31

ふく成、養殖業の強み生かし通販の出足好調 脂が乗ったフグやタイを販売

平尾有希専務取締役

ふく成は3Dフリーザーという特殊な冷凍庫を使用している。

「3Dフリーザーは魚全体に冷気が当たり、むらなく一気に冷凍できる。高速で冷凍するため、解凍時のドリップ(水分)が出にくい。魚の水揚げのタイミングと3Dフリーザーを使ってうま味を閉じ込められていることが、多くの顧客から支持されている理由ではないか」(同)と言う。

ふく成は福岡県で有名なトラフグやタイの水産卸業者だ。ネット通販に乗り出したのは、新型コロナウイルスの影響が大きかったからだという。

「当社は創業以来、BtoBがメインだった。コロナ禍で既存のホテル・旅館・飲食店・学校給食への卸しができなくなった。新たな販路を拡大する必要が生まれ、試行錯誤の結果、『食べチョク』への出店を決めた」(同)と振り返る。

10月からはヤマト運輸が手掛けるBtoB専用のプラットフォームにも出店した。複数のプラットフォームに出店して、多くの人に自社で養殖した商品の良さを届けていきたいと意気込みを示している。


タイを切り身にして販売


「ふく成オンラインショップ」
https://fukunari.theshop.jp/




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