ドレスのレンタルサービスを行うRentable Runway(レンタブルランウェイ)は、1着のレンタル料で2着レンタルできる「バックアップドレスサービス」が好評だという。着用時の天気や気分などで変わる顧客の気持ちに寄り添ったサービスを提供している。
「レンタブルランウェイ」はJil Sander(ジルサンダー)など約80のブランド、130種類のドレスをレンタルできるサービス。日本未入荷で海外の珍しいドレスも用意。草柳友美子社長社長自らSNSや海外のトレンドをチェックし、商品を仕入れている。結婚式への出席が多くなり始める、20~30代の女性がメインターゲットだ。
取扱商品がドレスということもあり、サイズの問題も出てくると予測し、同社では「バックアップドレスサービス」を導入した。「バックアップドレスサーブビス」とは、1着の料金で2着レンタルできるサービス。「その日の気分で選びたい」「晴れの日はドレスで、雨の日は膝丈ドレスにしたい」など、顧客の要望にも応えられる。
コロナ禍に結婚式やパーティーがなくなり、2020年は売り上げが激減したという。その中でも継続してインスタグラム(インスタ)のインフルエンサーを活用して、サービスのPRを実施。この取り組みが奏功し、今年に入ってからは売り上げが増加している。
「フォロワー数が8000~5万人のインフルエンサーをPRで活用している。ブランドの服をよく着ており、フォロワーとコメントを頻繁に交わしている人を選定している。コロナ禍でも継続してインフルエンサーに商品を掲載してもらうよう、依頼していたことが実を結んだ」(草柳社長)と話す。
インスタから同社のサイトに流入してきたユーザーが「バックアップドレスサービス」を知り、レンタルすることも増えているという。現在では流入してきたユーザーの5人に1人が同サービスを利用している。
「Rentable Runway」https://rentablerunway.com/