2021.10.17

ガソリンスタンド運営の鶴見油脂、2006年から唐辛子の通販開始 販売チャネル増やし売上も拡大

燃料油や工業用潤滑油の販売を行う鶴見油脂は2006年、生鮮食品の販売事業を開始し、唐辛子を販売するECサイト「ペッパーフレンズ」を立ち上げた。

同サイトでは、「ハバネロ」や「ハラペーニョ」といった、国産の生の唐辛子を販売している。開設当初は、飲食店などBtoBの需要を見込んでいたが、近年はBtoC需要も急速に高まっているようだ。

ECサイトの開設当初は、唐辛子を仕入れて販売していたという。2008年からは、自社農園での生産を開始。現在販売している唐辛子は全て、千葉県市原市の農場で栽培しているという。注文が入ってから、農場で収穫し、発送する。収穫時期でないものについては、冷凍保存を行い、冷凍便で発送しているという。


採れたての唐辛子を発送する

「当時は植えれば育つと思っていたが、農業はそんな簡単なものではなかった」(市原営業所所長 國分雅輝氏)と話す。「農業を始めた当初は、一人が食べていくのがやっという規模だった。事業と呼べる規模になったのはここ5年くらいの話だ」(同)としている。

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