2021.10.22

【有力パートナーに聞く「Shopify」人気の理由】「アプリ」だけじゃない、唯一無二の「コミュニティ」が魅力


疑似的なモールになっている


――今後の「Shopify」に期待している点は?

黒瀬:「Shopify」は主にECサイトを構築する基盤として活用されているが、VR(視覚現実)のSDK(ソフトウエア開発キット)があるなど、さまざまなところでコマースできるというコンセプトがある。10年後はだいぶ変わっているかもしれない。ウェブサイトや実店舗だけではなく、家の中にコマースが「Shopify」を通じて埋め込まれていく可能性がある。そういう未来を期待している。

南茂:「こういうECがあったらいいな」「こういう買い物を体験したい」と絵空事のように話していることや、現状では数千万円かけて実現しているようなことを、「Shopify」は今と変わらないプランの中で提供してくると思う。

井澤:今後の流れを予測すると、パートナーやマーチャントのコミュニティの次に、お客さんのコミュニティができてくると見ている。Shopifyストア同士なら同じIDで決済できる「Shop Pay(ショップペイ)」というサービスがある。この「Shop Pay」のアプリでは、Shopifyストアの商品情報が出てくるようになっており、疑似的なECモールのようになっている。初めて自社ECサイトのプラットフォームが誕生するかもしれない。「Shopify」じゃないと買わないという一定の顧客層が出てくる可能性がある。このような世界観の中では、マーチャント同士のコラボがどんどん発生し、顧客の共有が進む未来が見える。




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