競合でも助け合う風土がある
――パートナー同士ではどのようにコミュニケーションを図っているのか？黒瀬：「こういうことできましたっけ？」と他のパートナーに尋ねたり、尋ねられたりすることがたくさんある。情報をやり取りしているメッセンジャーが一番勉強になる。かなりマニアックなことだけ聞かれる。
井澤：「Shopify」の変化も早いので、1社だけではすべての情報をキャッチアップしきれない。複数のパートナーに相談できる環境は、使いこなす上では必要。
安藤：これはEC全般に言えることだが、1社ですべて切り盛りしようとするのは相当難しい。どんな発注形態でも良いと思うが、相談できる人がいると心強い。「Shopify」は横のつながりも強いし、パートナーの情報発信も盛んなので、相談できる相手が見つけやすい。
ハックルベリー 代表取締役 安藤祐輔氏――パートナーのコミュニティが盛んな理由は？井澤：日本法人がないときからパートナーがミートアップを企画し、マーチャントやパートナーを集めて機能について情報を交換し合う文化があった。そのコミュニティには他のツールの方も参加し、皆が入り乱れて交流してきた。
黒瀬：パートナー同士で情報交換を行う際は、ギブ＆テイクの精神で交流することが重要だ。コミュニティに貢献するという気持ちがあれば、皆が協力的にいろいろ教えてくれる。
南茂：コマースの発展の前線にいられるのがパートナープログラムの魅力だと思う。当社は「Shopify」を担ぐことが目的ではなく、小売りを良くしていきたいという「Shopify」の思想に共感して活用している。「Shopify」自体もパートナーを盛り上げることに注力してくれている。
