2024.03.21

ティーライフ、中間期のEC売上は減少 越境ECで回復狙う

西上節也社長

ティーライフの2023年8月‐2024年1月期(中間期)における売上高は、前年同期比1.5%減の67億4800万円だった。ECや物流事業の売り上げが減少した。仕入れ価格や配送コストの上昇により、当期純利益は同49.1%減の1億4000万円となった。小売事業では、越境ECを強化し、業績の回復を図る。

通販・ECを中心とした小売事業の売上高は、同10.5%減の23億4400万円だった。ECモール内での競合出店者数の増加に伴う競争の激化や、中国向けEC事業の伸び悩みが減収要因だという。



「特にECが不調だ。競争の激化ということもあるし、(ティーライフが出店している)大手ECモールも苦戦している」(西上節也社長)と話す。

卸売事業の売上高は同4.9%増の39億5300万円だった。実店舗向けは秋冬の気温が下がらず季節商品の動きが鈍かったものの、テレビショッピング向けは好調を維持した。

プロパティ事業の売上高は同2.7%減の4億5000万円だった。袋井センターや掛川センターは安定稼働しているが、名古屋センターにおいて一部空床が発生したことにより減収となった。



2024年7月期の連結業績予想は、売上高が136億4500万円、営業利益が6億2200万円、当期純利益が3億8000万円としている。



「国内向けには、通販でシェアナンバー1のルイボスティーの販売をさらに強化する。南アフリカの農家と専属契約を締結した。最も力を入れているのは越境ECだ。越境EC事業の買収や新会社設立で米国向けの越境ECや卸販売に注力する」(同)と話す。





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