2022.03.31

ティーライフ、中間期の売上は14.4%増 テレビ通販向け商品が好調

ティーライフの2021年8月-2022年1月期(中間期)における売上高は、前年同期比14.4%増の64億2100万円だった。テレビショッピング向けの健康・美容関連商品の販売が好調に推移し、増収に寄与した。通販を主力とした小売事業は、顧客獲得効率の悪化により、減収となっている。
 
小売事業の売上高は、同9.9%減の28億5100万円だった。セグメント損失は100万円(前年同期は1億3600万円の利益)になった。SNSでの販促やLINEでのCRMを強化したものの、顧客獲得効率が悪化しており、顧客数が伸び悩んだ。
 
ECモールでは、海外仕入商品の入荷遅れや、コロナ特需の反動減による影響が出た。「LINEギフト」へ出店したり、催事での販促を強化したことで、ギフト受注は伸長した。
 
卸売事業の売上高は、同50.1%増の32億84000万円、セグメント利益は同74.4%増の3億5200万円だった。テレビショッピング向けの主力商品であるサプリメント「J’s kami高麗」などの健康・美容関連商品の販売が好調に推移した。
 
店舗向け卸においては、海外仕入商品の入荷遅延や、コロナ禍における店舗の営業自粛などの影響はあったものの、客足が戻り、回復基調で推移している。
 
プロパティ事業の売上高は同10.1%増の2億8500万円、セグメント利益は同22.1%増の1億3800万円だった。
 
静岡・袋井センターや掛川センターにおける賃貸区域の改修・整備などにより、稼働率向上に努めた。既存賃貸先の安定稼働、他社出荷業務の受託量拡大にも取り組み、売り上げ拡大につなげた。
 
2022年7月期の売上高は前期比1.6%増の119億600万円を計画している。営業利益は同7.7%増の9億7100万円、経常利益は同4.8%増の9億6800万円、当期純利益は同0.4%増の7億700万円を見込んでいる。



RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事