2023.12.19

【23年9月期に10周年】応援購入サービス「Makuake」、中山亮太郎社長「合格点を付けたい」

中山亮太郎社長


近い距離感の会社が残る


――そのような社会情勢の変化がある中で、今後勝ち残っていく企業はどのような企業だとみているか?

先ほど「精神的なつながり」と言ったが、消費者と企業の「近さ」が大事になってくると思っている。「ブランドに参加してる」「貢献してる」「感謝を伝えている」「感謝が伝わっている」このように認識してもらえる企業が残るはずだ。

あとは「ワクワク感」。このブランドを見ていると、なぜかワクワクする。そう思ってもらえるブランドも生き残るのではないだろうか。ブランドを語っている人、聞く人の感動がオンライン、オフライン問わず、渦巻いている、そして距離が近い、このような企業が、今後のネットの消費行動で生き残っていくと推測する。

 
――そのような企業が残ると推測する中、貴社はどのように成長を図るのか?

当社は応援購入というプラットフォーマーとして、企業を支える立場だ。「ヒット商品」を生み出すリーディングカンパニーになりたいと思っており、「ヒット商品」を生み出すサイクルを構築していく。今までで、「glafit」や「KISEKI:」のようなヒット商品を生み出してきた。今後もこの蓄積したデータを生かしていく。恐らく今から5年後「ヒット商品」が生まれるルールも変わるだろう。平成は大量生産、大量消費の時代だった。それに似合った「ヒット商品」が生まれたが、今後は時代的にも大量生産、大量消費はなくなり、別の軸で「ヒット商品」が生まれるのではないだろうか。当社としてもここは注視し、関わっていく。





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