2023.09.21

ファーマフーズ、売上は13.9%増の685億円 BtoC事業が業績けん引

写真左から「ニューモ育毛剤」、まつ毛美容液「WMOA」、薬用ホワイトニングジェル「DRcula」

ファーマフーズは9月11日、2023年7月期の業績を発表、連結業績における売上高は前期比13.9%増の685億7200万円となった。営業利益が同234.1%増の36億1000万円となるなど、利益面も大きく伸長した。通販を主軸としたBtoC事業のセグメント利益が、同486.9%増の37億4600万円となったことなどが、連結業績をけん引した。
 
2023年7月期の連結業績における経常利益は前期比179.9%増の35億4000万円だった。前期に3億7400万円の赤字になっていた当期純利益は、30億8100万円の黒字に転じた。
 
好調な業績をけん引したのは、BtoC事業だ。同事業の売上高は前期比15.2%増の597億8800万円となった。同社の連結業績におけるEC売上高は本紙推定で300億円。
 
BtoC事業における広告宣伝費は、前期比8.6%増の386億6600万円だった。2023年7月末時点のグループ全体の定期顧客件数は前期比6.0%減の94万1628件だった。「ニューモ育毛剤」の定期顧客件数は同1.6%減の43億4527件となった。「ニューモ育毛剤」の累計出荷数は7月22日時点で2200万本を突破したという。
 
薬用ホワイトニングジェル「DRcula(ドクターキュラ」や、子会社の明治薬品の「ラクトロン錠」の受注と定期顧客件数が、特にウェブ広告によって増加したとしている。
 
同事業における「サプリメント」の売上高は前期比0.9%減の112億1200万円となった。「シボラナイトGOLD(ゴールド)」をはじめとした、明治薬品の機能性表示食品の売り上げが寄与したという。2023年2月には、「シボラナイトGOLD」の後継品である、ブラックジンジャー由来の機能性表示食品「シボラナイト2」を発売している。
 
「化粧品」の売上高は同76.5%増の121億6700万円となった。主力製品として育成してきた、「ニューモ」ブランドのまつ毛美容液「WMOA(ウモア)」の販売が好調で、7月末時点の累計出荷件数が220万本を突破したという。
 
子会社のフューチャーラボのオールインワンジェル「珠肌ランシェル」や「ヘアボーテ ボタニカルカラークリームシャンプー」も、増収に貢献したという。
 
同社では、2024年7月期の連結業績における売上高が前期比5.1%増の720億4700万円になると見込んでいる。営業利益は同7.5%減の33億3800万円、経常利益は同6.8%減の33億円、当期純利益は同9.6%減の27億8400万円になると予想している。





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