2023.08.19

【有力通販インタビュー】ファンケル 村岡健吾上席執行役員「豊富な商品群そろえクロスセル強化」

ファンケル 上席執行役員 通販営業本部 部長 村岡健吾氏


累計55万人がライブ視聴


――ライブコマースの取り組みについても教えてほしい。

当社のライブショッピングは2020年に開始し、2023年7月で3周年を迎えた。同7月末時点でのリアルタイム視聴者数は累計55万人となっている。

LINEやメルマガでライブの告知を行い、毎回多くの人が視聴している。

視聴したユーザーの購買行動を追うと、視聴中に購入しなくても、のちのちの購入金額が増えるなど、有意な影響が出ている。引き続き、ライブでの、お客さまとのコミュニュケーションの活性化を図っていく。

――今後の展望について教えてほしい。

今期(2024年3月期)においては、「既存顧客の活性化」に、より多くの販促費を振り分けている。ただし、伸長が見込まれるECモールには広告投資を強め、メリハリをつけたマーケティングを実施していく。

どこに重点を置くかというテーマ設定を固めていくことが、次の2~3年先を見据えた、「ファンケルらしい戦略」作りの基盤になっていくと考えている。

重点の置きどころの一つが、「他社にはない、化粧品・健康食品の商品の幅広さ」だ。化粧品も健康食品も、100SKU以上あり、幅広い年齢層・ニーズに対応できる。

化粧品・健康食品において、「点(単品)」でさまざまな商品を磨いて、新規顧客を獲得した後に、「それぞれの商品の併売性をいかに高めていくか」ということを重視している。

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