BEENOS(ビーノス)の連結子会社BeeCruise(ビークルーズ)が2020年10月から運営する「Lovisia(ラヴィジア)オンラインショップ」では、キャラクターとコラボレーションしたコスメを販売している。
商品は、実店舗での販売がメインだが、出荷数や売り上げはオンラインのほうが高いものもあるという。「カテゴリーによってはECのほうが反響の大きい商品もある。商品単価が高いほうがECで購入されやすい」(ライセンス事業部 マネージャー 森竜樹氏)。メークシリーズなどでアイシャドウやリップなどを同時に販売する際は、まとめてECで購入する傾向があるという。
オンラインショップは、商品やブランド名で検索された時に、より多くの情報を知ってもらうための役割も果たしている。サイトのシステムは、グループ会社の「BEENOS Entertainment」が運営する、エンターテインメントに特化したEC構築サービス「Groobee」を使用している。
キャラクターが多数存在するため、トップページにはそれぞれにバナーを用意。キャラクターごとのイメージの違いが一目で分かるように作られている。「各商品の情報が分かるバナーも用意していて、そこからカートにとべるようにしている」(同)と話す。
サイトへの流入は、SNSが最も多い。広告などは使用せず、リツイートなど、情報の拡散を狙う施策を行っている。「ツイッターは常にチェックしている」(同)と言い、キャラクターのファンが広げてくれるきっかけを作っているという。
▲「星のカービィ」のリップクリーム日本のキャラクターを大切にしており、「星のカービィ」「ポケットモンスター」など、多くの人に愛されている作品と商品を作っている。ターゲットは20~30代。子どもの頃に見ていた作品を商品にしている物も多く、デザインは大人向けにしている。保湿力の高い成分を配合するなど、機能性にもこだわっている。
▲「ポケモン」のリップクリーム日本のキャラクターは世界でも人気が高く、海外展開にも注力している。「キャラクターコスメ」というジャンルは少なく、海外からのニーズも高い。今後も、日本と海外ともに、取り扱い店舗を広げていく方針だ。