パルグループホールディングス傘下のパルの2022年2月期のEC売上高は、前期比38.4％増の328億8900万円だった。2023年2月期のEC売上高は400億円になると見込んでいるという。SNSやコンテンツが、EC事業の成長の原動力となっているようだ。同社の執行役員・プロモーション推進部部長・コミュニケーショWEBンデザイン室室長・WEB事業推進室室長を務める堀田覚氏に話を聞いた。
「ZOZOTOWN」での売り上げが最大
――EC事業の直近の実績について聞きたい。
2022年2月期のEC売上高は、前期比38.4％増の328億8900万円だった。
全社売り上げのうち、ECが占める比37.8％だった。今後もさらに伸びしろがあると考えている。
最も売り上げが大きいECの販売チャネルはECモール「ZOZOTOWN」で、次が自社サイト「PALCLOSET（パルクローゼット）」だ。
2022年2月期の「ZOZOTOWN」の売り上げは、前期比28.5％増の174億2400万円だった。自社サイトは55.3％増の115億5400万円だった。自社サイトの売り上げが大きく伸長している。
今期（2023年2月期）から来期（2024年2月期）にかけて中長期的に、さらに自社サイトの比率を引き上げていきたいと考えている。
――今期（2023年2月期）の目標は？
2022年3―8月期（中間期）のEC売り上げは、前年同31.1％増の198億4100万円だった。自社ECサイトの売上高は、前年同30.0％増の70億5800万円となった。「ZOZOTOWN」は35.2％増の106億4700万円となり、好調だった。
2023年2月期は、通期のEC売上高4000億円になると見込んでいる。
自社アプリ「PAL」の会員数も増加し続けている。2022年8月末時点での会員数は683万人。期末に当たる2023年2月までに800万人の達成を目指している。
