エンジニア力で差別化
――どのように顧客企業の戦略や運営を支援する体制を構築するのか?コンサルティングや運営面の支援では、ビジネスグローアップサポートという顧客企業のECビジネスを成功に導くことをミッションにしたサービスがある。このサービスをより強化していくつもりだが、それだけではスピード感が足りない。
以前よりEC運営などのサービスを提供している企業とパートナーシップを結んできた。今までのように、案件を紹介し合うといった程度の協業ではなく、より踏み込んだ協業関係を築きたい。例えば資本提携や業務提携を締結することも考えている。
周辺ソリューションについても、当社がすべて開発していくというのは現実的ではない。既にソリューションを持つ外部パートナーと協業していく。こちらもM&Aを視野に入れながら、さまざまな方法で当社の支援領域を広げていきたい。
――他社も周辺ソリューションを強化する中で、どう差別化していくのか?外部パートナーとの連携や協業を行うにも、全てシステムが絡んでいく。当社の強みはエンジニア力だ。100人近く在籍しているエンジニアの強みを生かし、外部パートナーと強みを相互補完しながら、サービスとシステムを提供できる体制を構築したい。
地方でエンジニア獲得
地方拠点を開設し、幅広いエリアでエンジニアの獲得に努めている。現在、東京以外に大阪、福岡、宮崎、沖縄に拠点を設けている。地方拠点だけで、1年間に複数名の優秀なエンジニアを中途採用で獲得できた。
――サポート面も強化するのか?当社では、「ebisumart」の活用方法などを教える「ebisumart Academy(エビスマートアカデミー)」というワークショップを実施している。「ebisumart」導入企業の成功事例を共有する取り組みも行っている。
「機能がありすぎてどれを活用すべきか分からない」という顧客企業の声に応えるため、サポートサイトのUI/UXもさらに拡充したいと考えている。
■「ebisumart」https://www.ebisumart.com/■「ebisumart zero」https://ebisumartzero.com/