2022.11.03

テンポスドットコム、飲食店の支援本格化 3年後に100億円を目指す

業務用厨房機器などをECで販売するテンポスドットコムは11月以降、飲食店を総合支援する事業を本格化する。厨房機器だけでなく、物件探しから、内装、開店後の販促支援まで、一貫したサービスを提供していくという。2022年5月には、親会社であるテンポスホールディングスとぐるなびが、業務提携を行っていた。飲食店支援の強化には、ぐるなびから受け入れている、14人の出向者を有効活用していくという。
 
同社ではこれまで、厨房機器をECで販売することを通して飲食店の支援を行ってきた。2023年4月の下期(2022年11月‐23年4月期)から飲食店の総合支援を本格化させていくという。「今後は、厨房機器だけでなく、物件探しから、内装、開店後の販促支援まで、飲食店を支援する、一貫したサービスを提供していく」(品川絵美社長)と話す。支援には、これまでにテンポスドットコムが蓄積してきた、飲食店経営のノウハウを活用する。「損しない開業と得する閉店」が、飲食店支援事業のメインテーマなのだという。
 
ぐるなびから受け入れた出向社員は現在14人。「もともとは正社員15人、パートと合わせ56人体制だった。それが現在は70人体制となっている」(同)と話す。ぐるなびの出向社員が中心となる形で、飲食店の総合支援を強化していくという。
 
同社では、2022年4月期の売上高が前期比11.5%増の28億5000万円となるなど、業績を拡大させてきた。「人員が増えたということは、当然人件費も増える。だが、飲食支援に携わってきた人員が増えたことは、当社にとってチャンス。まずは3年で売上高100億円の達成を目指す」(同)と話している。




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