2022.11.02

メルペイ、クレジットカード事業に参入 与信事業の拡大を目指す

メルカリはこのほど、子会社のメルペイにおいて、クレジットカード事業に参入すると発表した。事業の開始時期は2022年11月中の予定。与信事業を強化し、グループシナジーの最大化を目指す。

メルカリは、2022年1月にメルカリグループの事業基盤をより強固にすべく、経営体制の変更を実施。さらにJapan Region(メルカリグループ国内事業)内の個社を「Marketplace」「Fintech」の2つのドメインで横軸の事業連携を強化するなど、シナジー創出や事業効率化を推進している。

子会社であるメルペイは、今期の事業方針に「グループシナジー強化による循環型金融の促進」に掲げる「Fintech」に属する。

メルペイでは、一般的な属性データに基づく与信ではなく、「メルカリ」の利用実績等に基づく独自の与信を活用し、後払い決済サービス「メルペイスマート払い」、少額融資サービス「メルペイスマートマネー」を提供。利用者数は順調に拡大している。

特に「メルペイスマート払い」においては、「メルカリ」アプリでの支払い明細の確認、自身による利用上限金額の設定、「メルカリ」の売上金での清算などが可能で、利用と支払いの管理のしやすさが好評を得ている。

こうしたメルペイ独自の特徴を持つ与信事業をさらに拡大すべくこのほど、クレジットカード事業へ参入を決定した。メルカリグループの強みを活かしながら、中長期的にさらなる成長を目指す要となるメルペイの与信事業をより多くの人に活用してもらうことで、「Marketplace」における商品の売買、「Fintech」における決済・与信の連携を強化し、グループシナジーの最大化を目指す考えを示した。

クレジットカード事業の開始時期は2022年11月中を予定しており、本クレジットカード事業の展開を含めたメルカリグループ日本事業における「Fintech」の今後の戦略については、11月8日に開催予定の「メルカリ Fintech事業戦略発表会 2022」にて説明をするとしている。




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