2020.04.23

ロコンド、売上高28.3%増の66億900万円 取扱高拡大も返品率は保持

ロコンドの田中裕輔社長は動画で決算説明を実施

ロコンドの2020年2月期のEC売上高は、前期比28.3%増の66億900万円だった。アクティブユーザーを増やしながら、返品率の改善に講じたことが増収要因となった。
 
EC事業で取り扱っているブランド数は19年2月末と比べて280増えて2473ブランドとなっている。アクティブユーザー(1年に1階以上購入)は18万4000人増加して93万人に達した。
 
前期は商品の返品率を25%以内に抑える施策に取り組んだ。顧客が以前に購入した靴のサイズ情報に加え、ワイズの情報も詳細に出すようにした。顧客の靴のサイズが登録できるマイサイズ機能の改善や、これまでに試着した結果をまとめたものを分析ツールとして使用した。これにより、19年2月末に27%だった返品率が、1年で2ポイント改善したとしている。
 
低単価商品の普及により、サイト上での商品単価は前期と比べ323円減の5539円と下落傾向にあるが、商品の取り扱い高と返品率の改善によって、リカバーした形となった。

営業損益は8300万円の赤字だった(前期は9億8000万円の赤字)。今期の計画売り上げについては、昨今の情勢を踏まえ、非公開とした。ユーチューバーやインフルエンサーを活用した施策を行い、販促を強化していく。

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