2022.04.06

チケットシステムのECBOスクエア、1億2000万円を調達 人材採用やプロダクト強化に充当

チケット流通プラットフォームを提供するECBOスクエアはこのほど、インターネット総合研究所、新生企業投資などから総額1億2000万円の第3者割当増資を行い、シリーズBの資金調達を完了した。調達した資金は、ソフトウェアエンジニアおよびカスタマーサポートなどの人材採用、プロダクトの機能拡充やアップデートに活用するとしている。

ECBOスクエアは、スポーツ・エンターテインメント業界向けに、ローコストかつ、ノーコードでチケット販売システムを構築できるシステムを提供。中立プラットフォームとして、チケット流通のサイトコントローラー機能を興行主やプロモーター、販売事業者等に提供しており、チケットの新しい売り方、買い方を提案し、興行主のチケット収益の最大化と消費者の利便性の向上を支援する。

このほど、インターネット総合研究所による追加増資、また、新生企業投資が運営に関与するファンド、ナノオプト・メディアおよび個人投資家を新規投資家として迎え、総額1億2000万円の第3者割当増資を実施した。シリーズBにおける累計調達額は5億8000万円となり、シリーズBの資金調達を完了した。

調達した資金は、主として、ソフトウェアエンジニアおよびカスタマーサポートなどの人材採用、及びプロダクトの機能拡充やアップデートに充当する予定としている。


【引受先からのコメント】

■インターネット総合研究所 代表取締役社長 藤原洋氏

日本の社会課題の中で、「デジタル化の遅れ」は、全産業と全国共通の課題であります。昨年末公表された日本全体の労働生産性は、2020年にOECD加盟38カ国で23位に低迷していますが「デジタル化の遅れ」は、その最大の要因です。そのため行政、産業界において、DX(デジタル変革)が、急務となっています。当社グループの一員として創業した、ECBOスクエア社は、スポーツ・エンターテインメント業界におけるチケット流通プラットフォームを提供するDX先導企業であり、創業資金を提供してまいりましたが、事業がいよいよ軌道に乗り始めたため、他の出資者の皆様と共に、今度は成長資金として、追加投資させて頂くこととしました。同社のさらなる成長を期待しています。


■新生企業投資 ベンチャー投資チーム ディレクター 小谷寛氏

ECBOスクエア社の提供するシステムは、興行主のチケット在庫をリアルタイムで一元管理できる仕組みであり、スポーツ・エンターテインメント業界におけるインフラになり得るポテンシャルを有していると考えます。業界知見や人脈を豊富に有する経営陣を評価し、出資に至りました。今回の資金調達により、当社がスポーツ・エンターテインメント業界のチケット流通を変革するプレイヤーとして大きく飛躍することを楽しみにしております。


■ナノオプト・メディア 代表取締役社長 大嶋康彰氏

飲食業界や旅行業界がDX化によって大きくビジネスモデルが変化しました。ECBOスクエア社がスポーツ・エンタメ業界でこれに勝る大きなゲームチェンジを起こしてくれること期待し、支援させていただくこととしました。また、将来的には当社が手掛ける情報通信分野を中心としたイベント事業においてもシナジーが出せることを期待したいと思います。




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